FP2級 2024年5月 実技(FP協会:資産設計)問25

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問25

小山さん夫婦はマイホームの購入に当たり、夫婦での住宅ローンの借入れを検討しており、FPで税理士でもある橋口さんに質問をした。橋口さんの説明の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。なお、住宅ローン契約者は団体信用生命保険に加入するものとし、住宅借入金等特別控除(以下「住宅ローン控除」という)の適用を受けるための要件はすべて満たしているものとする。
[橋口さんの説明]
「ペアローンは、夫と妻それぞれが契約者となる住宅ローンであり、収入合算の住宅ローンと比べて、事務手数料や契約の印紙代などの諸経費は()なります。また、住宅ローン控除は、()が受けることができ、夫婦のいずれかが死亡した場合、団体信用生命保険により、()の住宅ローン残高が保険金として支払われます。」
  1. (ア)高く (イ)主たる債務者 (ウ)ペアローンすべて
  2. (ア)高く (イ)夫と妻それぞれ (ウ)亡くなった人のみ
  3. (ア)安く (イ)主たる債務者 (ウ)亡くなった人のみ
  4. (ア)安く (イ)夫と妻それぞれ (ウ)ペアローンすべて

正解 2

分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:8.ライフプラン策定上の資金計画

解説

夫婦2人が協力して住宅ローンを借り入れる方法としては、ペアローン、連帯債務方式、連帯保証方式があります。ペアローンは、1つの住宅購入について、夫婦のそれぞれが契約者となる2つの住宅ローンを組む方法です。
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〔(ア)について〕
ペアローンを収入合算の住宅ローンと比べると、契約が2本になることにより、手数料、保証料、印紙税、抵当権設定などの費用が2倍かかるため諸経費は高くなります。

〔(イ)について〕
ペアローンは収入合算とは異なり、夫婦それぞれが主たる債務者となるため、夫と妻それぞれが住宅ローン控除の適用を受けることができます。

〔(ウ)について〕
ペアローンは夫婦それぞれが団体信用生命保険への加入者となるため、夫婦のいずれかが死亡した場合、亡くなった人のみの住宅ローン残高が保険金として支払われます。

したがって適切な組合せは[2]です。