FP2級 2024年5月 実技(金財:生保)問6

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問6

Mさんは、Aさんに対して、Aさんが現在加入している生命保険の見直しについてアドバイスした。Mさんがアドバイスした次の記述①~③について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。
  1. 「現時点のAさんの必要保障額を算出し、適正な死亡保険金額を把握することから保障内容の見直しを始めてください。仮に、必要保障額を算出した結果、死亡保険金額が過大であれば、現在加入している定期保険特約付終身保険の死亡保険金額を減額して、医療保険やがん保険に新規加入する方法も考えられます」
  2. 「現在加入している定期保険特約付終身保険の入院特約は、80歳まで告知や医師の診査なしで更新することができます。医療保障に係る更新後の特約保険料は、保険金額が同額であれば、更新前と同一となりますので、入院特約については解約せずに残しておくことも検討事項の1つです」
  3. 「現在加入している定期保険特約付終身保険を見直す方法として、契約転換制度の活用が考えられます。契約転換時の告知や医師の診査は不要で、健康状態にかかわらず、保障内容を見直すことができます」

正解 

××

分野

科目:B.リスク管理
細目:3.生命保険

解説

  1. 〇適切。子が独立した後も、子育て中の死亡保険金額そのままになっているケースがあります。死亡保険金額が必要保障額よりも多い場合、超過する部分を解約または減額し、保険料が低くなった分で医療介護保険の加入を検討することは有効なアイデアです。
  2. ×不適切。更新型の生命保険では、更新時に健康状態の告知や医師の診査は必要ありません。しかし、更新後の保険料はその時点の年齢で再計算されるため、同じ保障条件であれば更新後の保険料は更新前よりも高くなります。
  3. ×不適切。契約転換制度とは、現在加入している生命保険の積立部分や積立配当金を転換(下取り)価格として、新しい契約の一部に充てる方法です。新規契約となるので、転換する際には告知や医師の診査が必要となります。