FP2級 2024年5月 実技(金財:生保)問5
問5
Mさんは、Aさんに対して、医療保険等の一般的な商品性について説明した。Mさんが説明した次の記述①~③について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。- 「先進医療特約では、契約日時点において先進医療に該当した治療が先進医療給付金の対象となります。医療技術の進歩により、契約日以後、新たに先進医療の対象となっている治療もありますので、先進医療特約については、新規で加入したほうがよいでしょう」
- 「がん保障については、がんの再発時に一時金が支払われるものや、先進医療特約では保障の対象とならない自由診療を受けた場合を保障する商品も販売されています。Aさんのニーズに合わせて、保障内容を検討することをお勧めします」
- 「引受基準緩和型の医療保険は、引受基準緩和型ではない通常の医療保険と比べて、他の契約条件が同一であれば、保険料が高く設定されています。Aさんは高血圧とのことですが、健康状態によっては、通常の医療保険であっても加入できる場合がありますので、まずは通常の医療保険への申込みを検討してみるとよいと思います」
① | ② | ③ |
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正解
① | ② | ③ |
× | 〇 | 〇 |
分野
科目:B.リスク管理細目:5.第三分野の保険
解説
- ×不適切。契約日時点ではありません。先進医療特約は、療養を受けた時点で厚生労働大臣が承認する先進医療に該当する治療を、所定の医療機関で受けた時に給付金が支払われます。
- 〇適切。がん保障は、診断、入院、通院、先進医療、死亡などの基本となる保障以外にも、特定の治療を受けるたびに支給されるものや、損害保険会社が販売する実費てん補タイプ(日本で未承認の自由治療の費用を含めて補償)など様々なタイプがあります。
- 〇適切。引受基準緩和型(限定告知型)の医療保険は、通常の医療保険と比べて保険会社への告知項目が少ないタイプの保険です。一定の告知項目に該当しなければ医師の診査なしで申し込めます。持病や手術歴がある人でも加入しやすくなっている一方、保険会社の支払いリスクが増える分だけ、引受基準緩和型ではない通常の医療保険に比べて保険料は割高になっています。このため、まずは通常の医療保険への加入可能性を検討するほうがよいと言えます。
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