FP2級 2024年9月 実技(金財:生保)問9
問9
Mさんは、Aさんに対して、〈資料2〉の生命保険について説明した。Mさんが説明した次の記述①~③について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。- 「X社が受け取る特定疾病保険金は、長男Bさんが、がん等の治療で長期間不在となった場合に会社を存続させるための事業資金として活用することができます」
- 「X社が特定疾病保険金を受け取った場合、法人税法上、当該保険金は非課税所得となりますので、益金に計上する必要はありません」
- 「X社が資金を必要とした際には、契約者貸付制度を利用することにより、資金を調達することができます。X社が契約者貸付制度を利用し、契約者貸付金を受け取った場合、保険契約は継続しているため、経理処理は必要ありません」
① | ② | ③ |
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正解
① | ② | ③ |
〇 | × | × |
分野
科目:B.リスク管理細目:3.生命保険
解説
- 〇適切。法人が受け取った保険金の資金使途は自由なので、負債の返済や売上減少の補てんに充てるなど、社長が長期不在の間の資金繰りに活用することができます。
- ×不適切。非課税所得ではありません。個人が損害保険や医療保険の保険金を受け取る場合と異なり、法人が受け取る保険金は非課税となりません。そのため全額を雑収入として益金に計上する必要があります。
- ×不適切。各保険会社により違いはありますが、契約者貸付制度により解約返戻金の70~90%程度まで融資(有利子)を受けることが可能です。法人が契約者貸付金を受け取った際は、借入金として負債に計上します。
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