FP2級 2025年1月 実技(FP協会:資産設計)問29

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問29

下記<資料>は、外貨定期預金の契約締結前交付書面の一部である。この契約締結前交付書面に関する次の記述の空欄(ア)~(エ)にあてはまる語句として、最も適切なものはどれか。なお、記載のない事項については一切考慮しないものとする。
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  1. 空欄(ア)にあてはまる語句は、「対象」である。
  2. 空欄(イ)にあてはまる語句は、「申告分離課税」である。
  3. 空欄(ウ)にあてはまる語句は、「1,520,000円」である。
  4. 空欄(エ)にあてはまる語句は、「円安」である。

正解 3

分野

科目:C.金融資産運用
細目:6.外貨建て商品

解説

  1. 不適切。外貨預金は、例外なく預金保険制度の対象外です。
  2. 不適切。外貨預金で受け取る利息は利子所得として、20.315%(所得税15%・住民税5%・復興特別所得税0.315%)の源泉分離課税の対象です。
  3. [適切]。外貨を購入する際の売値(TTS)は、基準となる仲値(TTM)に為替手数料を加えた金額になります。TTMが1米ドル151円で為替手数料が1円の場合、TTSは「151円+1円=152円」です。したがって、1万米ドルの預入金額は「10,000米ドル×152円=1,520,000円」となります。
  4. 不適切。外貨建て資産は円安になれば為替差益、円高になっていれば為替差損となります。元本割れとなる可能性があるのは為替損失が起こり得る「円高」に進んだときです。
したがって適切な記述は[3]です。