FP2級 2025年1月 実技(金財:個人)問8

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問8

Aさんの2025年分の所得税の課税に関する次の記述①~③について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。
  1. 「Aさんが受け取った一時払変額個人年金保険の解約返戻金は、契約から10年以内の解約のため、金融類似商品として、源泉分離課税の対象となります」
  2. 「不動産所得の金額の計算上生じた損失の金額のうち、土地の取得に係る負債の利子30万円に相当する部分の金額は、他の所得の金額と損益通算することはできません」
  3. 「Aさんが適用を受けることができる基礎控除の控除額は、38万円です」

正解 

××

分野

科目:D.タックスプランニング
細目:2.所得税の仕組み

解説

  1. ×不適切。10年ではありません。一時払変額個人年金保険(確定年金)の保険差益が源泉分離課税の対象となるのは、契約から5年以内に解約した場合です。解約は契約から5年経過後なので、解約返戻金は一時所得として総合課税の対象となります。
  2. 〇適切。不動産所得で損失が出た場合は、他の所得と損益通算することができますが、"土地等を取得するために要した借入金の利子"の額は損益通算の対象外です。
  3. ×不適切。基礎控除の額は、納税者の合計所得金額に応じて異なります。所得2,350万円以下の人には最低58万円の控除があります。
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