FP2級 2025年1月 実技(金財:生保)問2
問2
Mさんは、Aさんに対して、老後の年金収入を増やす方法として確定拠出年金の個人型年金(以下、「個人型年金」という)について説明した。Mさんが説明した以下の文章の空欄①~③に入る最も適切な語句または数値を、下記の〈語句群〉のなかから選び、その記号を解答用紙に記入しなさい。- 「Aさんおよび妻Bさんは、引き続き厚生年金保険の被保険者であれば、最長で(①)歳まで個人型年金に加入し、掛金を拠出することができます。拠出することができる掛金の限度額は、Aさんと妻Bさんのいずれも年額(②)円です。なお、拠出した掛金は、小規模企業共済等掛金控除として所得控除の対象となります」
- 「個人型年金の老齢給付金を年金で受け取った場合、当該給付金は雑所得として総合課税の対象となり、老齢基礎年金や老齢厚生年金と同様に公的年金等控除の対象となります。なお、個人型年金からAさんが将来受け取る年金額は、(③)」
- イ.60
- ロ.65
- ハ.70
- ニ.240,000
- ホ.276,000
- ヘ.816,000
- ト.Aさんの指図に基づく運用実績により増減します
- チ.拠出した掛金総額が最低保証されています
① | ② | ③ |
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正解
① | ② | ③ |
ロ | ホ | ト |
分野
科目:A.ライフプランニングと資金計画細目:6.企業年金・個人年金等
解説
〔①について〕
確定拠出年金の個人型年金に掛金を拠出することができる期間は、国民年金の被保険者である期間と同じです。すなわち、第1号・第3号被保険者は20歳以上60歳未満、第2号被保険者と任意加入被保険者は65歳未満となります。Aさんと妻Bさんはともに会社員(第2号被保険者)なので、65歳まで掛金を拠出することができます。
よって、正解は[ロ]の65(歳)になります。
〔②について〕
確定拠出年金の個人型年金(iDeCo)の掛金体系は以下のようになっています。
会社員であるAさん・妻Bさんは国民年金の第2号被保険者に該当し、勤務先は企業型年金等を実施していないので、限度額は年額276,000円(月額換算で23,000円)までとなります。
よって、正解は[ホ]の276,000(円)になります。
〔③について〕
確定拠出年金の個人型年金(iDeCo)は、加入員自身で掛金の運用を指図し、その運用実績によって将来の年金額が増減するのが基本的な仕組みです。最低保証はないため、運用実績によっては掛金総額を下回ることもあります。
よって、正解は[ト]のAさんの指図に基づく運用実績により増減しますになります。
確定拠出年金の個人型年金に掛金を拠出することができる期間は、国民年金の被保険者である期間と同じです。すなわち、第1号・第3号被保険者は20歳以上60歳未満、第2号被保険者と任意加入被保険者は65歳未満となります。Aさんと妻Bさんはともに会社員(第2号被保険者)なので、65歳まで掛金を拠出することができます。
よって、正解は[ロ]の65(歳)になります。
〔②について〕
確定拠出年金の個人型年金(iDeCo)の掛金体系は以下のようになっています。

よって、正解は[ホ]の276,000(円)になります。
〔③について〕
確定拠出年金の個人型年金(iDeCo)は、加入員自身で掛金の運用を指図し、その運用実績によって将来の年金額が増減するのが基本的な仕組みです。最低保証はないため、運用実績によっては掛金総額を下回ることもあります。
よって、正解は[ト]のAさんの指図に基づく運用実績により増減しますになります。
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