FP2級 2025年1月 実技(金財:生保)問3

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問3

Mさんは、Aさんに対して、雇用保険の介護休業給付金について説明した。Mさんが説明した次の記述①~③について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。
  1. 「Aさんが母Cさんのために介護休業を分割して取得する場合、介護休業給付金は、介護休業を開始した日から通算して180日を限度に3回までに限り支給されます」
  2. 「介護休業給付金の額は、介護休業期間中に勤務先から賃金が支払われなかった場合、1支給単位期間について、休業開始時賃金日額に支給日数を乗じて得た額の80%相当額です」
  3. 「Aさんと妻Bさんが、母Cさんのために介護休業を同時に取得した場合、所定の要件を満たせば、Aさんと妻Bさんのどちらにも介護休業給付金が支給されます」

正解 

××

分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:4.社会保険

解説

  1. ×不適切。180日ではありません。介護休業給付金は、支給対象となる同じ家族について通算で93日を限度に3回までの介護休業に対して支給されます。
  2. ×不適切。80%ではありません。介護休業給付金は、家族を介護するために休業し一定の要件を満たしている場合に、休業開始時賃金の67%相当額が支給される制度です。介護休業給付金における支給単位期間は、介護休業を開始した日から起算して1カ月ごとの期間といいます。
  3. 〇適切。介護休業給付金は、同じ家族を介護するためであっても、介護休業を取得したそれぞれの被保険者に対して支給されます。これは、被保険者が介護休業をしたことによる賃金の補てんを目的とするためです。したがって、母Cさんの介護のためにAさんと妻Bさんが介護休業した場合、それぞれが介護休業給付金を受け取れます。