FP2級過去問題 2025年5月学科試験 問2

問2

全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)の被保険者に関する次の記述の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組合せとして、最も適切なものはどれか。

特定適用事業所に使用される者のうち、1週間の所定労働時間または1カ月間の所定労働日数が同一の事業所に使用される通常の労働者の()未満である短時間労働者に該当し、かつ、次のいずれかに該当する者は、原則として、被保険者とならない。
  1. 1週間の所定労働時間が()未満である者
  2. 所定内賃金が月額()未満である者
  3. 学生である者
  1. (ア)3分の2 (イ)20時間 (ウ)5万8,000円
  2. (ア)3分の2 (イ)25時間 (ウ)8万8,000円
  3. (ア)4分の3 (イ)20時間 (ウ)8万8,000円
  4. (ア)4分の3 (イ)25時間 (ウ)5万8,000円

正解 3

問題難易度
肢125.7%
肢28.7%
肢362.7%
肢42.9%

解説

パートタイマーやアルバイトなどの短時間労働者であっても、1週間の所定労働時間と1カ月の所定労働日数がともに通常の労働者の4分の3以上である場合には、1日の所定労働時間にかかわらず社会保険(健康保険・厚生年金保険)の被保険者となります。

また、上記の4分の3基準を満たさない場合でも、厚生年金保険の被保険者が50人を超える適用事業所(特定適用事業所)に勤務し、以下の4つの要件すべてに該当する者には被保険者となります。
  1. 週の所定労働時間が20時間以上あること
  2. 雇用期間が継続して2カ月以上見込まれること
  3. 賃金の月額が88,000円以上であること
  4. 学生でないこと
逆を言えば、上記を1つでも該当しなければ社会保険の被保険者とはなりません。

よって、(ア)4分の3、(イ)20時間、(ウ)8万8,000円 となる[3]の組合せが適切です。