FP2級 2025年5月 実技(FP協会:資産設計)問30
問30
落合さんは、パソコンをクレジットカードのリボルビング払いにより、購入することを検討している。下記<資料>に基づき、落合さんが4月にパソコンの購入代金25万円の支払いにクレジットカードを利用し、リボルビング払いにより返済した場合の下表の空欄(ア)、(イ)にあてはまる数値の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、利息の計算に当たっては月割り計算し、円未満の端数は切り捨てること。<資料>
[返済条件]
利息:前月末の残高に対して年利15%
毎月返済額:5万円(元利定額払い)
[元利定額リボルビング払い返済表](単位:円)
利息:前月末の残高に対して年利15%
毎月返済額:5万円(元利定額払い)
[元利定額リボルビング払い返済表](単位:円)

- 問題作成の都合上、表の一部を空欄にしてある。
- (ア)200,000 (イ)2,500
- (ア)200,000 (イ)2,539
- (ア)203,125 (イ)2,500
- (ア)203,125 (イ)2,539
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正解 4
分野
科目:A.ライフプランニングと資金計画細目:9.ローンとカード
解説
リボルビング払いは、月々の利用金額や残高にかかわらず、毎月一定の金額を支払う返済方式です。管理は楽になりますが、利用残高には利息が掛かり続けるため、最終的な支払総額は高くなってしまう傾向があります。
利息の請求方法は以下の2つに分かれます。
〔(ア)について〕
前月末の残高に対して年利15%の利息額が加算されるので、5月分の利息額は、
250,000円×15%÷12=3,125円
5月月初の利用残高は「250,000円+3,125円=253,125円」となり、5月中に50,000円が返済されるため、5月末の利用残高は「253,125円-50,000円=203,125円」となります。
〔(イ)について〕
6月には、5月末の利用残高に対して年利15%の利息額が加算されます。6月分の利息額は、
203,125円×15%÷12=2,539.0…円
(円未満切り捨て)2,539円
したがって適切な組合せは[4]です。
利息の請求方法は以下の2つに分かれます。
- 元利定額方式(ウィズイン方式)
- 月々の一定の支払額の中に利息を含めて請求
- 元金定額方式(ウィズアウト方式)
- 月々の一定の元金支払額に利息を上乗せして請求
〔(ア)について〕
前月末の残高に対して年利15%の利息額が加算されるので、5月分の利息額は、
250,000円×15%÷12=3,125円
5月月初の利用残高は「250,000円+3,125円=253,125円」となり、5月中に50,000円が返済されるため、5月末の利用残高は「253,125円-50,000円=203,125円」となります。
〔(イ)について〕
6月には、5月末の利用残高に対して年利15%の利息額が加算されます。6月分の利息額は、
203,125円×15%÷12=2,539.0…円
(円未満切り捨て)2,539円
したがって適切な組合せは[4]です。
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