FP2級 2025年5月 実技(FP協会:資産設計)問36
問36
金子さん(57歳)が、老齢年金の繰上げ受給または繰下げ受給をする場合に関する次の(ア)~(エ)の記述について、適切なものは○、不適切なものは×を選択しなさい。なお、老齢基礎年金等の年金の受給要件は満たしているものとする。- 国民年金に任意加入する場合、任意加入中に老齢基礎年金の繰上げ請求をすることができる。
- 老齢基礎年金と老齢厚生年金の繰上げ請求は、異なる時期に別々に行うことはできない。
- 加給年金額が加算される老齢厚生年金の繰下げ申出をした場合、加給年金額については、繰下げ支給による増額の対象とならない。
- 老齢基礎年金の繰上げ請求をした場合、原則として、繰上げ請求の取消しをすることはできない。
(ア) | (イ) | (ウ) | (エ) |
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正解
(ア) | (イ) | (ウ) | (エ) |
× | 〇 | 〇 | 〇 |
分野
科目:A.ライフプランニングと資金計画細目:5.公的年金
解説
- ×不適切。任意加入被保険者である場合、その加入中に老齢基礎年金の繰上げ請求をすることはできません。
- 〇適切。老齢基礎年金と老齢厚生年金の繰上げ請求は、同時に行わなければなりません。異なる時期に別々に行うことはできません。
- 〇適切。老齢厚生年金の繰下げをしても、加給年金と振替加算は繰下げ支給による増額の対象となりません。
- 〇適切。老齢基礎年金の繰上げ請求をした場合、その後、繰上げ請求の取消しや受給開始年齢の変更をすることはできません。繰上げによる減額は生涯にわたって継続します。
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