FP2級 2025年5月 実技(金財:生保)問3

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問3

Mさんは、Aさんに対して、雇用保険の介護休業給付金について説明した。Mさんが説明した以下の文章の空欄①~③に入る最も適切な数値を、下記の〈数値群〉のなかから選び、その記号を答えなさい。なお、問題の性質上、明らかにできない部分は「□□□」で示してある。

 「介護休業給付金は、Aさんのような雇用保険の一般被保険者が、配偶者や父母などの対象家族に係る所定の介護休業を取得し、かつ、原則として、介護休業開始日前2年間にみなし被保険者期間が通算して12カ月以上ある場合に支給されます。なお、介護休業給付金の支給対象となる介護休業は、支給単位期間における就業日数が()日以下であるものに限られます。また、同一の対象家族について介護休業を分割して取得する場合、介護休業を開始した日から通算して()日を限度に3回までに限り支給されます。
 介護休業給付金の額は、一支給単位期間当たり『休業開始時賃金日額×支給日数×()%』の算式で算出されます。なお、介護休業期間中に事業主から賃金の支払がある場合、その支給単位期間における介護休業給付金は、賃金額が『休業開始時賃金日額×支給日数』の13%相当額超□□□%相当額未満であるときは減額支給となり、□□□%相当額以上であるときは支給されません」
  1. イ.10
  2. ロ.14
  3. ハ.31
  4. ニ.50
  5. ホ.56
  6. ヘ.67
  7. ト.75
  8. チ.93
  9. リ.120

正解 

分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:4.社会保険

解説

〔①について〕
介護休業給付金は、原則として、介護休業を開始した日前2年間に被保険者期間が通算12カ月以上あることが受給要件となっています。また、1支給単位期間(休業を開始した日から1カ月ごとに区分した各期間)において、就労している日数が10日以下である必要があります。
よって、正解は[イ]の10(日)になります。

〔②について〕
介護休業は分割して取得することが可能で、対象家族1人につき、通算93日かつ3回までが上限となっています。
よって、正解は[チ]の93(日)になります。

〔③について〕
介護休業給付金の1支給単位期間ごとの給付額は、「休業開始時賃金日額×支給日数×67%」により算出します。休業中に賃金を得ている場合には、下表のように一部または全部が支給停止となることがあります。
よって、正解は[ヘ]の67%になります。
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