保証期間付終身年金と確定年金の違い

じじいさん
(No.1)
はじめまして。3級からサイトを活用させていただきありがとうございます。

例えば202201 学科13 選択肢3 で出てくる「保証期間付終身年金」が理解できません。
亡くなった後も受け取り期間を確定させるなら「確定年金」でよいのでは、と思うのですが‥。
保険会社の紹介を見ても、使い分けが理解できませんでした。
試験問題の選択肢を切るだけなら、そこまで考えなくても良いのかもしれないですが。
もしくは私がそもそもの根底違いをしてるのかもしれないですが、ご助言いただけるとありがたいです。
よろしくお願いします。
2022.08.08 20:57
マルさん
(No.2)
最近保険の質問多く感じるのは、私だけでしょうか。それだけ皆さんが理解しにくい分野なのかなと思います。

「亡くなった後、受取期間を確定させるだけだったら確定年金で良いのでは?」とのスレ主さんの質問ですが、加入者はそれを理由に終身年金より確定年金を選んだりしません。

保証期間付終身年金も「終身年金」と記載あるように、土台は終身年金です。

終身年金のメリットってなんでしょうか?
それは、生きている限り年金もらえる事です。それに対して確定年金は例えば5年間とか10年間とか決めた期間しか年金もらえません。期間が過ぎればたとえ生きていても終わりです。

じゃあ「終身年金の方が良いじゃん」となりますが、デメリットもあります。一生涯の保障ですから、その分保険料高くなります。また、生きている限り年金もらえますが、死んだら終わりです。長生きすればするほど、たくさんの年金がもらえる終身年金ですが、もらい始めてすぐ亡くなるとそれで終わりになってしまいます。
そのデメリットを解消するのが、保証期間の特約付けた「保証期間付終身年金」です。ちなみに保証期間特約付けるとその分保険料高くなります。

スレ主さんの話だと「保証期間中に亡くなること」前提で確定年金と比べてしまっています。実際、保証期間過ぎても生きている限り年金がもらえると言う大きなメリットが終身年金にはあります。

じゃあ、今度は、確定年金が立場ないじゃないとなりますが、確定年金には確定年金の良さもあります。
それは、保険料が終身年金に比べて安いと言うメリットと、もう1つ将来の設計を建てやすい面です。

例えば65歳支給開始の10年確定年金に加入したとします。
65歳までは頑張って働きリタイアをしたとします。65歳~75歳までは貯金とあれば退職金と確定年金で頑張って、その間公的年金を繰り下げしとけば、確定年金の支給が切れる75歳時に増額した公的年金にバトンタッチする事ができます。
このような使い方をする事が可能です。

結局は保険をどのような目的でかけるかなんです。
とにかく長生きするだろうから、一生涯の保障が欲しいなら終身年金が良いだろうし、もしかして早くに死んだら保険料払い損になると思うなら保証期間の特約付ければ良いだろうし、保険料そんなに払えないけど、ある一定期間ピンポイントで保障するだけで良いと思うなら確定年金で良いでしょう。
2022.08.09 01:37
じじいさん
(No.3)
マルさん、ご回答をいただきありがとうございます。
確定年金の満期よりも長い期間の保証を備えるのが保証期間付終身年金との理解ができて腑に落ちました。

仰る通りリスクの保険分野は、苦戦しています。FPで学んだことを生かして、自分の知識判断で適切な保険を選んで加入できるよう目指してます。特に年金保険は老後の収入減時の大切なお金だと感じてますので特に慎重にしたく、今回のご回答内容を頂けて嬉しく思います。

私の考え漏れを補完していただき、ありがとうございました。
2022.08.09 03:05

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