相続と法律 (全38問中35問目)

No.35

遺言に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
出典:2014年1月試験 問54
  1. 自筆証書遺言は、遺言者がその全文、日付および氏名を自書し、押印することによって成立するが、印鑑登録された実印で押印しなければ遺言書自体が無効となる。
  2. 公正証書遺言の作成時において、遺言者の配偶者が証人として立ち会うことはできない。
  3. 遺言者の死亡以前に受遺者が死亡していた場合は、遺言者がその遺言に別段の意思を表示していない限り、受遺者の代襲相続人が遺贈を受ける権利を承継する。
  4. 遺言者が自筆証書遺言と公正証書遺言の両方を作成していた場合は、公正証書遺言の作成日付が自筆証書遺言の作成日付よりも前であっても、公正証書遺言の内容が優先して有効される。

正解 2

解説

  1. 不適切。自筆証書遺言は、遺言者がその全文、日付および氏名を自書し、押印することによって作成しますが、印鑑は実印ではなく認印でも有効になります。
  2. [適切]。公正証書遺言を作成する際には、必ず2人以上の証人の立会いが必要となります。ただし、遺言内容と利害関係の深い配偶者や推定相続人などは証人になれません。よって記述は適切です。
  3. 不適切。受遺者が先に死亡した場合、遺言者がその遺言に別段の意思を表示していない限り、受遺者の代襲相続人は、遺贈を受ける権利を承継できません。
  4. 不適切。遺言者が2通以上の遺言を作成していた場合は、その種類にかかわらず日付の新しい方の遺言の内容が有効とされます。
したがって適切な記述は[2]です。