FP2級 2016年1月 実技(FP協会:資産設計)問31

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問31

竜太郎さんは、労働者災害補償保険(以下「労災保険」という)について、FPの山田さんに質問をした。山田さんが労災保険の概要について説明する際に使用した下表の空欄(ア)~(エ)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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  1. 空欄(ア)にあてはまる語句は、「業務上または通勤途上の」である。
  2. 空欄(イ)にあてはまる語句は、「原則として無料で」である。
  3. 空欄(ウ)にあてはまる語句は、「アルバイト・パートタイマー等を除く」である。
  4. 空欄(エ)にあてはまる語句は、「労働基準監督署」である。

正解 3

分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:4.社会保険

解説

  1. 適切。労災保険は、業務上または通勤途上の災害による負傷、疾病、障害等に対して適用されます。仕事によるものは業務災害、通勤によるものは通勤災害に分類されます。
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  2. 適切。ケガや病気による療養補償給付は、労災指定病院等で療養補償給付を受けた場合、現物給付が行われます。原則として医療機関窓口での労働者の自己負担はありません(無料)。それ以外の医療機関での治療等に関しては、いったん支払いが生じますが後からその費用が給付されます。
  3. [不適切]。労災保険は、雇用形態にかかわらず、すべての労働者が保険の適用を受けることができます。社員のみならず、アルバイト・パートタイマー等も含まれます。よって、記述は誤りです。
  4. 適切。労働保険料の申告や納税、労災保険の受給の手続きなどは、労働基準監督署にて行っています。給付の請求書は所轄の労働基準監督署長に提出します。
したがって不適切な記述は[3]です。