FP2級過去問題 2016年5月学科試験 問16

問16

地震保険に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  1. 地震による津波を原因として、住宅建物や家財が流失した場合に受けた損害は補償される。
  2. 保険料は、住宅建物の構造によって異なるが、住宅建物の所在地による差異はない。
  3. 保険料の割引制度には、免震建築物割引、耐震等級割引、耐震診断割引、建築年割引の4種類がある。
  4. 保険金額は、主契約である火災保険の保険金額の30%から50%の範囲内で設定し、その限度額は住宅建物が5,000万円、家財(生活用動産)が1,000万円である。

正解 2

問題難易度
肢18.5%
肢279.5%
肢34.8%
肢47.2%

解説

  1. 適切。地震保険は、火災保険では補償されない「地震」「噴火」「地震・噴火による津波」を原因とする火災や損壊、埋没や流失で生じた建物や家財の損害を補償する保険です。
  2. [不適切]。地震保険料は建物の構造と所在する都道府県によって保険料が異なります。保険会社による差異はありません。
  3. 適切。保険料の割引制度には、免震建築物割引、耐震等級割引、耐震診断割引、建築年割引の4種類がありますが、重複して適用を受けることはできません。
  4. 適切。地震保険の保険料は、火災保険の保険金額の30%から50%の範囲内で、建物は5,000万円、家財は1,000万円が限度になります。
    地震保険の保険金額は、主契約である火災保険の保険金額の30%から50%の範囲内で設定し、その限度額は建物が1,000万円、家財(生活用動産)が500万円である。2014.1-16-3
したがって不適切な記述は[2]です。