FP2級 2016年5月 実技(FP協会:資産設計)問30(改題)

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問30

FPの香川さんは、「直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の贈与税の非課税」について直樹さんから質問を受け、イメージ図を使ってその仕組みを説明した。下記イメージ図の空欄(ア)~(ウ)に入る適切な数値を語群の中から選び、解答欄に記入しなさい。なお、大久保さん夫婦はこれまでに贈与を受けたことがなく、この特例について初めて適用を受けるものし、取得する住宅は消費税率10%で購入するものとする。
30.png./image-size:560×611
  1. 60
  2. 110
  3. 500
  4. 700
  5. 1,000
  6. 1,500
  7. 2,500
  8. 3,500
(ア)(イ)(ウ)

正解 

(ア)(イ)(ウ)
5001102,500

分野

科目:F.相続・事業承継
細目:2.贈与と税金

解説

〔(ア)について〕
直系尊属から住宅取得資金の贈与を受けた場合、贈与税の非課税制度があります。非課税限度額は適用を受ける年によって以下のようになっています。
30_1.png./image-size:507×109
2022年1月1日~2023年12月31日の間は、省エネ等住宅は1,000万円まで、それ以外の一般住宅は「500万円」までが非課税限度額となります。
よって、正解は500(万円)になります。

〔(イ)について〕
課税財産に対して暦年課税を選択した場合、さらに贈与税の基礎控除「110万円」を控除したものが贈与税の課税価格となります。
よって、正解は110(万円)になります。

〔(ウ)について〕
相続時精算課税制度を選択した場合、さらに「2,500万円」を控除したものが贈与税の課税価格となります。
よって、正解は2,500(万円)になります。