FP2級 2016年5月 実技(金財:個人)問5
問5
Mさんは、Aさんに対して、ETFおよびX社社債について説明した。Mさんが説明した次の記述①~③について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。- 「ETFは、証券取引所に上場されている投資信託であるため、証券会社に注文を委託することにより、指値注文・成行注文による売買を行うことができます」
- 「ETFの信託報酬率は、一般に、他の非上場の投資信託よりも低くなっています。また、どの証券会社を通してETFを買い付けても、売買委託手数料はかかりません」
- 「X社社債は、NISA(少額投資非課税制度)の適用対象となりますので、NISAを利用することにより、X社社債についての売買益や利息は非課税となります」
① | ② | ③ |
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正解
① | ② | ③ |
〇 | × | × |
分野
科目:C.金融資産運用細目:3.投資信託
解説
- 〇適切。ETF(上場投資信託)は、特定の株価指数や商品指数に連動することを目指す投資信託で証券取引所に上場されています。上場されているので、株式と同様に指値注文や成行注文ができます。
- ×不適切。ETFを購入するときには、株式と同じように証券会社を通して注文を行うので、証券会社所定の売買委託手数料が掛かります。売買委託手数料は証券会社によって異なり、一定範囲内で無料のところもあります。前半の『ETFの信託報酬率は、他の非上場の投資信託よりも低い』いう記述は正しいです。
- ×不適切。債券や公社債投資信託などの低リスク資産はNISAの対象外です。NISAの対象銘柄は、国内外の上場株式、ETF、REIT、株式投資信託などのリスク資産です。
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