FP2級 2016年9月 実技(金財:個人)問3
問3
Aさんは、X社から支給される予定の退職金のうち、1,500万円を活用して老後資金を準備したいと考えている。そこで、Mさんは、諸係数早見表を用いてシミュレーションを行った。下記の係数を用いて、次の問に答えなさい。なお、答はそれぞれ万円未満を四捨五入して万円単位とし、税金や手数料等は考慮しないものとする。また、問題の性質上、明らかにできない部分は「□□□」で示してある。- 元金1,500万円を、利率(年率)1%で10年間複利運用する場合、10年後の元利合計金額を計算した次の式の空欄①に入る最も適切な数値を解答用紙に記入しなさい。
1,500万円×□□□=□□□円⇒(①)万円 - 上記(1)で求めた金額に資金を上乗せした2,000万円について、15年間にわたって、利率(年率)1%で複利運用しながら、15年間、毎年一定額を取り崩す場合、毎年の取崩し金額の上限となる金額を計算した次の式の空欄②に入る最も適切な数値を解答用紙に記入しなさい。
2,000万円×□□□=□□□円⇒(②)万円
①万円 |
②万円 |
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正解
① 1,657(万円) |
② 144(万円) |
分野
科目:A.ライフプランニングと資金計画細目:3.ライフプランニングの考え方・手法
解説
〔①について〕
今ある元手の資金を複利運用して、将来いくらになるかを求めるには終価係数を使います。終価(将来の価格)係数と覚えることができます。年利1%、期間10年の終価係数は1.1046なので、
15,000,000円×1.1046=1,656.9万円
(万円未満四捨五入)1,657万円
よって、正解は1,657(万円)になります。
〔②について〕
手元の資金を複利運用しながら、決められた期間中に毎年いくらの金額を受取ることができるのかを計算するには資本回収係数を使います。一定額を受け取る=回収とおぼえることができます。年利1%、期間15年の資本回収係数は0.0721なので、
20,000,000円×0.0721=144.2万円
(万円未満四捨五入)144万円
よって、正解は144(万円)になります。
今ある元手の資金を複利運用して、将来いくらになるかを求めるには終価係数を使います。終価(将来の価格)係数と覚えることができます。年利1%、期間10年の終価係数は1.1046なので、
15,000,000円×1.1046=1,656.9万円
(万円未満四捨五入)1,657万円
よって、正解は1,657(万円)になります。
〔②について〕
手元の資金を複利運用しながら、決められた期間中に毎年いくらの金額を受取ることができるのかを計算するには資本回収係数を使います。一定額を受け取る=回収とおぼえることができます。年利1%、期間15年の資本回収係数は0.0721なので、
20,000,000円×0.0721=144.2万円
(万円未満四捨五入)144万円
よって、正解は144(万円)になります。
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