FP2級 2017年5月 実技(FP協会:資産設計)問29

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問29

雪雄さんは、下記<資料>のPX銀行の外貨定期預金キャンペーンに関心をもっている。この外貨定期預金について、満期時の外貨ベースの元利合計額を円転した金額として、正しいものはどれか。

<資料>
  • 預入額  10,000豪ドル
  • 預入期間 3ヵ月
  • 預金金利 8.0%(年率)
  • 為替レート(1豪ドル)※預入時と満期時の為替レートは同一とする。
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  1. 利息の計算に際しては、預入期間は日割りではなく月割りで計算すること。
  2. 為替差益・為替差損に対する税金については考慮しないこと。
  3. 利息に対しては、豪ドル建ての利息額の20%(復興特別所得税は考慮しない)相当額が所得税・住民税として源泉徴収されるものとすること。
  4. 計算過程においては小数点以下第3位を四捨五入すること。
  1. 782,320円
  2. 785,400円
  3. 802,640円
  4. 819,280円

正解 1

分野

科目:C.金融資産運用
細目:6.外貨建て商品

解説

円を外貨にするときのレートはTTS、外貨を円にするときのレートはTTBです。

10,000豪ドルを3カ月(3/12=1/4年)間保有するした場合、預金金利が年8.0%なので、利息額は、

 10,000豪ドル×8.0%÷4=200豪ドル

本問では、"注3"に記載の通り利息に対して豪ドル建ての20%相当額が源泉徴収されるものとします。源泉徴収後の利息額は、

 200豪ドル-(200豪ドル×20%)=160豪ドル

以上より、外貨ベースの元利合計額は「10,000+160=10,160豪ドル」となります。これをTTB(77.00円)で円転するので、

 10,160豪ドル×77円=782,320円

よって、正解は[1]の782,320円になります。