FP2級 2017年5月 実技(FP協会:資産設計)問33
問33
雪雄さんは、「ねんきん定期便」の通知内容や「ねんきんネット」でできることについて、FPの妹尾さんに確認をした。妹尾さんが雪雄さんに説明をした、50歳未満の人に送付される「ねんきん定期便」の内容および「ねんきんネット」で利用できるサービスに関する次の(ア)~(エ)の記述について、適切なものには○、不適切なものには×を解答欄に記入しなさい。なお、雪雄さんは大学卒業後の22歳から現在まで継続して厚生年金保険に加入しているもの(第1号厚生年金被保険者)とする。- 50歳未満の人の「ねんきん定期便」には、定期便作成時点までの年金加入期間や保険料納付額(加入者本人負担分の累計)が記載されている。
- 50歳未満の人の「ねんきん定期便」には、老齢年金の種類と定期便作成時点の加入制度に引き続き60歳になるまで加入した場合の老齢年金の見込み額が記載されている。
- 「ねんきんネット」では、利用登録後はいつでも、すべての期間の年金加入記録(加入履歴、厚生年金保険の標準報酬月額等)を確認することができる。
- 「ねんきんネット」の「年金見込額試算」では、老齢年金および遺族年金の見込み額を試算することができる。
(ア) | (イ) | (ウ) | (エ) |
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正解
(ア) | (イ) | (ウ) | (エ) |
〇 | × | 〇 | × |
分野
科目:A.ライフプランニングと資金計画細目:5.公的年金
解説
- 〇適切。「ねんきん定期便」は日本年金機構が年に1回発行し、対象者の誕生日月に送付されます。「ねんきん定期便」に記載されている年金額は、50歳未満の人と50歳以上の人では意味が異なります。
- 50歳未満の人
- 現時点までに支払った保険料及び加入実績に基づいた年金額が記載される
- 50歳以上の人
- 60歳まで年金に加入し続けたものと仮定した場合に将来受け取れる年金額が記載される
- ×不適切。60歳になるまで加入した場合の老齢年金の見込み額が記載されているのは50歳以上の人です。50歳未満の人の「ねんきん定期便」には、年金加入期間、保険料納付額及び現時点の加入実績に基づいた年金額が記載されています。
- 〇適切。「ねんきんネット」に利用登録をすれば、年金記録の一覧表示、年金記録照会及び履歴整理表などの機能を用いて、全期間の年金加入記録を確認できます。また、電子版「ねんきん定期便」の閲覧等をすることができます。
- ×不適切。「ねんきんネット」の年金見込額試算機能では、老齢年金の見込額を試算することができますが、遺族年金は試算できません。
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