FP2級 2017年5月 実技(金財:個人)問4

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問4

Y投資信託についてMさんがAさんに対して説明した次の記述①~③について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。
  1. 「Y投資信託は米国の債券を主な投資対象としていますので、一般に、米国の金利が上昇した場合、当該債券の価格は上昇することから、Y投資信託の基準価額の上昇要因となります」
  2. 「Y投資信託は為替ヘッジを行っていませんので、購入後に米ドルに対して円高となった場合、基準価額の下落要因となります」
  3. 「仮にY投資信託が償還された場合、償還金から信託財産留保額が控除されます」

正解 

××

分野

科目:C.金融資産運用
細目:3.投資信託

解説

  1. ×不適切。Y投資信託の主な投資対象は米国債券ですが、債券価格は市場金利と逆の値動きをします。金利が上がると債券価格は下落するため、Y投資信託の基準価額の下落要因となります。
  2. 〇適切。投資信託の商品説明には「為替ヘッジあり」と「為替ヘッジなし」を表示しているものがあります。為替ヘッジとは、為替変動による損失を避けるため、為替変動の影響を受けないようにすることです。為替ヘッジがないということは、円高になったとき為替差損が発生するので基準価額の下落要因となります。
  3. ×不適切。信託財産留保額は、投資信託を途中で解約したり売却したりする際にかかる手数料です。償還金から控除されるわけではなく、減額分を反映した基準価格で償還金が計算されます。