FP2級 2018年1月 実技(FP協会:資産設計)問37
問37
慎二さんは、子どもの学費等の支出が負担になっていることから、終身保険Aの保険料を軽減したいと考えており、FPの有馬さんに相談をした。保険料の軽減方法に関する次の(ア)~(ウ)の記述について、適切なものには○、不適切なものには×を解答欄に記入しなさい。- 払済保険に変更することにより、変更後の保険料の支払いをなくすことができる。なお、払済保険へ変更すると、基本的に保険期間が有期になるが、その間は現在の保険金額を維持することができる。
- 延長保険に変更することにより、変更後の保険料の支払いをなくすことができる。なお、延長保険へ変更すると、基本的に現在よりも保険金額が減額されるが、終身保障を維持することができる。
- 保険金額を減額(一部解約)することにより、保険料の支払いを少なくすることができる。なお、保険金額を減額しても、終身保障を維持することができる。
(ア) | (イ) | (ウ) |
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正解
(ア) | (イ) | (ウ) |
× | × | 〇 |
分野
科目:B.リスク管理細目:3.生命保険
解説
- ×不適切。払済保険は、元の保険契約の解約返戻金を原資として、元の契約の保険期間を変えずに、新たに保険金額を定め、元の主契約と同じ種類の保険に切り替えたものです。本肢は、延長保険へ切り替えたときの効果を説明した文章です。
- ×不適切。延長保険は、元の保険契約の解約返戻金を原資として、元の契約の保険金額を変えずに、保険期間を短縮した一時払の定期保険に切り替えたものです。本肢は、払済保険へ切り替えたときの効果を説明した文章です。
- 〇適切。保険金額を減額することで保険料の負担を抑えることができます。現在の契約は終身保険ですので、保険金額を減額しても終身保障は維持されます。保険の見直しでは、現在の契約を維持したまま、保険金額の増減額、特約の付加/解除等などを行えます。
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