FP2級 2018年1月 実技(金財:個人)問12

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問12

Aさんが、甲土地と乙土地を一体とした土地上に耐火建築物を建築する場合、容積率の上限となる延べ面積を求める下記の〈計算の手順〉の空欄①~④に入る最も適切な数値を解答用紙に記入しなさい。なお、問題の性質上、明らかにできない部分は「□□□」で示してある。

〈計算の手順〉
  1. 容積率の判定
    1. 甲土地部分
      ・指定容積率:200%
      ・前面道路幅員による容積率の制限:□□□%
      したがって、甲土地部分において上限となる容積率は()%である。
    2. 乙土地部分
      ・指定容積率:300%
      ・前面道路幅員による容積率の制限:□□□%
      したがって、乙土地部分において上限となる容積率は()%である。
  2. 容積率の上限となる延べ面積
    1. 甲土地部分
      ・140㎡×()%=□□□㎡
    2. 乙土地部分
      ・150㎡×()%=()㎡
      したがって、□□□㎡+()㎡=()㎡である。

正解 

① 200(%)
② 300(%)
③ 450(㎡)
④ 730(㎡)

分野

科目:E.不動産
細目:3.不動産に関する法令上の規制

解説

〔①について〕
甲土地の指定容積率は200%です。そして、前面道路幅員による容積率の制限は「6m×4/10=2.4=240%」です。2つのうち小さいほうを容積率として適用するので、200%となります。
よって、正解は200(%)になります。

〔②について〕
乙土地の指定容積率は300%です。そして、前面道路幅員による容積率の制限は「6m×6/10=3.6=360%」です。※2つの土地を一体として利用するので前面道路は6mの方の道路となります。2つのうち小さいほうを容積率として適用しますので、300%となります。
よって、正解は300(%)になります。

〔③について〕
①、②で求めた数値を当てはめて延べ面積の上限を計算します。
甲土地部分は「140㎡×200%=280㎡」、乙土地部分は「150㎡×300%=450㎡」です。
よって、正解は450(㎡)になります。

〔④について〕
2つの土地の延べ面積の上限を合計したものが答えとなります。

 450㎡+280㎡=730㎡

よって、正解は730(㎡)になります。