FP2級 2018年9月 実技(FP協会:資産設計)問28

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問28

慎一さんは下記<資料>のSA銀行の外貨定期預金キャンペーンに関心を持っている。この外貨定期預金について、満期時の外貨ベースの元利合計額を円転した金額として、正しいものはどれか。なお、計算過程においては小数点以下第3位を四捨五入し、計算結果(円転した金額)については円未満を切り捨てること。

<資料>
  • 預入額  10,000米ドル
  • 預入期間 1ヵ月
  • 預金金利 1.2%(年率)
  • 為替レート(1米ドル)
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  1. 利息の計算に際しては、預入期間は日割りではなく月単位で計算すること。
  2. 為替差益・為替差損に対する税金については考慮しないこと。
  3. 利息に対しては、米ドル建ての利息額の20%(復興特別所得税は考慮しない)相当額が所得税・住民税として源泉徴収されるものとすること。
  1. 1,070,856円
  2. 1,060,080円
  3. 1,051,050円
  4. 1,050,840円

正解 4

分野

科目:C.金融資産運用
細目:6.外貨建て商品

解説

円を外貨にするときのレートはTTS、外貨を円にするときのレートはTTBです。

10,000米ドルを1カ月(1/12年)間保有するした場合、預金金利が年1.2%なので、利息額は、

 10,000米ドル×1.2%÷12=10米ドル

本問では、"注3"に記載の通り利息に対して米ドル建ての20%相当額が源泉徴収されるものとします。源泉徴収後の利息額は、

 10米ドル-(10米ドル×20%)=8米ドル

以上より、外貨ベースの元利合計額は「10,000+8=10,008米ドル」となります。これをTTB(105.00円)で円転するので、

 10,008米ドル×105円=1,050,840円

よって、正解は[4]の1,050,840円になります。