FP2級 2018年9月 実技(FP協会:資産設計)問30

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問30

慎一さんは、相次ぐ地震報道を受けて地震保険に関心を持った。下記<資料>を基に計算した慎一さんの自宅に係る年間の地震保険料として、正しいものはどれか。なお、慎一さんの自宅は愛媛県にあるイ構造のマンションで、火災保険の保険金額は1,000万円である。また、地震保険は火災保険の保険金額の50%相当額で2023年10月に契約し、建築年割引10%が適用されるものとする。
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  1. 5,400円
  2. 10,710円
  3. 10,800円
  4. 21,420円

正解 1

分野

科目:B.リスク管理
細目:4.損害保険

解説

地震保険の保険料は、建物の構造区分(イ構造・ロ構造)と建物が所在する都道府県によって決まります。国と保険会社が共同で運営する制度なので、保険会社による違いはありません。

地震保険の保険金額は、火災保険の保険金額の30%~50%で設定します。本問では「契約可能な最大額」とあるので、火災保険の保険金額1,000万円の50%に相当する「1,000万円×50%=500万円」で契約することになります。

慎一さんの自宅は愛媛県、建物の構造区分はイ構造なので、<資料>より地震保険金額100万円当たりの年間保険料は1,200円とわかります。地震保険金額は500万円なので、年間の地震保険料(割引前)はこれを5倍して、

 1,200円×500万円100万円=6,000円

そして、この保険料に対して建築年割引10%が適用されるため、割引後の年間地震保険料は、

 6,000円×(1-10%)
=6,000円×90%=5,400円

よって、正解は5,400円となります。