FP2級 2018年9月 実技(金財:個人)問4
問4
《設例》の<X社株式の関連情報>および<X社の財務データ>に基づいて算出される次の①、②を求めなさい(計算過程の記載は不要)。〈答〉は、%表示の小数点以下第3位を四捨五入し、小数点以下第2位までを解答すること。
- 39期におけるROE(自己資本は38期と39期の平均を用いる)
- 39期における配当利回り
①% |
②% |
広告
正解
① 12.62(%) |
② 2.12(%) |
分野
科目:C.金融資産運用細目:5.株式投資
解説
〔①について〕
ROE(自己資本利益率)は、自己資本を使ってどれだけ利益を上げたかを示す指標で、高いほど収益が高い会社と判断できます。ROE(%)は「当期純利益÷自己資本×100」で計算します。
自己資本は38期と39期の平均を用いるということなので、2期の純資産額を平均します。
自己資本=80,000+88,0002=84,000
39期の当期純利益は10,600百万円ですので、ROEは、
10,600÷84,000×100=12.619…%
(小数点以下第3位を四捨五入)12.62%
よって、正解は12.62(%)になります。
〔②について〕
配当利回りは、株価に対してどの程度の割合の配当をしているかを示す指標です。配当利回り(%)は「1株当たりの年間配当金÷株価×100」で計算します。
39期の配当金総額は2,100百万円、発行済株式数は3,000万株なので、1株当たりの年間配当金額は、
2,100百万円÷3,000万株=70円
株価は3,300円ですので、配当利回りは、
70円÷3,300円×100=2.121…%
(小数点以下第3位を四捨五入)2.12%
よって、正解は2.12(%)になります。
ROE(自己資本利益率)は、自己資本を使ってどれだけ利益を上げたかを示す指標で、高いほど収益が高い会社と判断できます。ROE(%)は「当期純利益÷自己資本×100」で計算します。
自己資本は38期と39期の平均を用いるということなので、2期の純資産額を平均します。
自己資本=80,000+88,0002=84,000
39期の当期純利益は10,600百万円ですので、ROEは、
10,600÷84,000×100=12.619…%
(小数点以下第3位を四捨五入)12.62%
よって、正解は12.62(%)になります。
〔②について〕
配当利回りは、株価に対してどの程度の割合の配当をしているかを示す指標です。配当利回り(%)は「1株当たりの年間配当金÷株価×100」で計算します。
39期の配当金総額は2,100百万円、発行済株式数は3,000万株なので、1株当たりの年間配当金額は、
2,100百万円÷3,000万株=70円
株価は3,300円ですので、配当利回りは、
70円÷3,300円×100=2.121…%
(小数点以下第3位を四捨五入)2.12%
よって、正解は2.12(%)になります。
広告