FP2級 2019年1月 実技(金財:個人)問5(改題)

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問5

Mさんは、Aさんに対して、X投資信託の購入方法について説明した。Mさんが説明した次の記述①~③について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。
  1. 「ドルコスト平均法は、価格が変動する商品を定期的に一定口数購入することで、平均購入価格を平準化する効果を期待した購入方法です。定期的に一定額購入する方法よりも、平均購入価格を引き下げる効果があります」
  2. 「つみたて投資枠では、対象銘柄を指定したうえで、累積投資契約に基づく定期かつ継続的な買付けを行います。年間の非課税投資枠は80万円です」
  3. 「成長投資枠は、年間の非課税投資枠240万円分を1回の購入で全額利用することができます。つみたて投資枠と成長投資枠は、同一年中において、併用して新規投資等に利用することができます」

正解 

××

分野

科目:C.金融資産運用
細目:3.投資信託

解説

  1. ×不適切。ドルコスト平均法は、一定数ではなく一定額を定期的に買い付ける手法です。値段が高い時は少しだけ購入し、値段が低い時は多く購入するので結果的に平均購入単価を低くすることができます。
  2. ×不適切。つみたて投資枠の非課税投資額は年間120万円が上限です。つみたて投資枠は、長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度で、銀行や証券会社との累積投資契約に基づいて、指定銘柄を毎月1回など定期的に一定額を買い付ける方法で積立投資を行います。
  3. ○適切。成長投資枠ではスポット投資ができるため、年間の非課税限度額240万円を1回の購入で使い切ることができます。また、つみたて投資枠と成長投資枠は、同一年中に併せて新規投資に利用することができます。2023年までの一般NISAとつみたてNISAは併用できなかったので、2024年以降の変更点となります。