FP2級 2019年5月 実技(FP協会:資産設計)問29
問29
政彦さんは、健斗さんの大学受験を控え、大学の入学に係る費用等についてFPの榎田さんに質問をした。榎田さんが大学の入学費用について説明する際に使用した下記<資料>の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。なお、学校納付金とは、入学金、寄付金、学校債など、入学時に学校に支払った費用をいう。また、受験費用とは、受験料および受験のための交通費・宿泊費で、受験したすべての学校・学部に係るものをいう。- (ア)学校納付金 (イ)入学しなかった学校への納付金 (ウ)受験費用
- (ア)受験費用 (イ)入学しなかった学校への納付金 (ウ)学校納付金
- (ア)学校納付金 (イ)受験費用 (ウ)入学しなかった学校への納付金
- (ア)受験費用 (イ)学校納付金 (ウ)入学しなかった学校への納付金
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正解 3
分野
科目:A.ライフプランニングと資金計画細目:8.ライフプラン策定上の資金計画
解説
日本政策金融公庫が発表している「教育費負担の実態調査結果」では、入学費用を「受験費用」「学校納付金」「入学しなかった学校への納付金」に区分した支出状況が示されています。〔(ア)について〕
「学校納付金」が入ります。入学金、寄付金、学校債などの入学時に学校に支払った費用をいいます。
2017年度の日本政策金融公庫が発表したアンケート調査によると、
国公立大学 29.9万円
私立大学文系 49.4万円
私立大学理系 43.5万円
となっており、私立大学文系が高めとなっています。
〔(イ)について〕
「受験費用」が入ります。受験したすべての学校・学部にかかる受験料・受験のための交通費や宿泊費をいいます。
2017年度の日本政策金融公庫が発表したアンケート調査によると、
国公立大学 27.7万円
私立大学文系 33.9万円
私立大学理系 33.7万円
となっており、約6万円ほど国立大学が低いことがわかります。
〔(ウ)について〕
「入学しなかった学校への納付金」が入ります。入学はしなかったものの、受験をした学校への受験料や入学金の一部などの費用をいいます。
2017年度の日本政策金融公庫が発表したアンケート調査によると、
国公立大学 11.6万円
私立大学文系 9.6万円
私立大学理系 9.8万円
となっており、約2万円ほど国立大学が高いことがわかります。
したがって[3]の組合せが適切です。
「学校納付金」が入ります。入学金、寄付金、学校債などの入学時に学校に支払った費用をいいます。
2017年度の日本政策金融公庫が発表したアンケート調査によると、
国公立大学 29.9万円
私立大学文系 49.4万円
私立大学理系 43.5万円
となっており、私立大学文系が高めとなっています。
〔(イ)について〕
「受験費用」が入ります。受験したすべての学校・学部にかかる受験料・受験のための交通費や宿泊費をいいます。
2017年度の日本政策金融公庫が発表したアンケート調査によると、
国公立大学 27.7万円
私立大学文系 33.9万円
私立大学理系 33.7万円
となっており、約6万円ほど国立大学が低いことがわかります。
〔(ウ)について〕
「入学しなかった学校への納付金」が入ります。入学はしなかったものの、受験をした学校への受験料や入学金の一部などの費用をいいます。
2017年度の日本政策金融公庫が発表したアンケート調査によると、
国公立大学 11.6万円
私立大学文系 9.6万円
私立大学理系 9.8万円
となっており、約2万円ほど国立大学が高いことがわかります。
したがって[3]の組合せが適切です。
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