FP2級 2019年5月 実技(金財:生保)問2

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問2

次に、Mさんは、Aさんに対して、老齢基礎年金について説明した。Mさんが説明した以下の文章の空欄①~③に入る最も適切な語句または数値を、下記の〈語句群〉のイ~チのなかから選び、その記号を解答用紙に記入しなさい。

 「老齢基礎年金の支給開始年齢は原則65歳ですが、Aさんが希望すれば、60歳以上65歳未満の間に老齢基礎年金の繰上げ支給を請求することができます。ただし、繰り上げた月数に応じて年金額は減額されます。Aさんが60歳0カ月で老齢基礎年金の繰上げ支給を請求した場合、年金の減額率は()%となります。なお、Aさんが老齢基礎年金の繰上げ支給を請求する場合、その請求と同時に老齢厚生年金の繰上げ支給の請求を()。
 また、老齢基礎年金の支給開始を繰り下げることもできます。支給開始を繰り下げた場合は、繰り下げた月数に応じて年金額が増額されます。Aさんが70歳0カ月で老齢基礎年金の繰下げ支給の申出をした場合、年金の増額率は()%となります」
  1. イ.2.5
  2. ロ.3.5
  3. ハ.24
  4. ニ.30
  5. ホ.42
  6. ヘ.48
  7. ト.しなければなりません
  8. チ.するかどうか選択できます

正解 

分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:5.公的年金

解説

〔①について〕
老齢年金の繰上げ支給(早くもらう)は「繰上げ月数×0.4%」の割合で減額され、減額されたまま一生涯受け取ることになります。60歳で繰上げ支給の請求をすると60月の繰上げ月数になるので「60月×0.4%=24%」の減額割合になります。
よって、正解は[ハ]の24(%)になります。

〔②について〕
老齢基礎年金の繰下げ支給(遅くもらう)は、老齢基礎年金/老齢厚生年金を別々にできますが、繰上げ支給(早くもらう)は同時に請求しなければなりません。
よって、正解は[ト]のしなければなりませんになります。

〔③について〕
老齢年金の繰下げ支給(遅くもらう)は「繰下げ月数×0.7%」の割合で増額され、増額されたまま一生涯受け取ることになります。70歳で繰下げ支給の請求をすると60月の繰下げ月数になるので「60月×0.7%=42%」の増額割合になります。
よって、正解は[ホ]の42(%)になります。