FP2級 2019年5月 実技(金財:生保)問3

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問3

最後に、Mさんは、Aさんに対して、確定拠出年金の個人型年金(以下、「個人型年金」という)について説明した。Mさんが説明した次の記述①~③について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。
  1. 「Aさんが個人型年金に加入した場合、拠出できる掛金の限度額は、年額14万4,000円となります。ただし、個人型年金に加入後、原則として、掛金の拠出額を途中で変更(減額)することや掛金の拠出を停止することはできません」
  2. 「個人型年金に加入するメリットとして、税制の優遇措置が挙げられます。加入者が拠出する掛金は、その全額が小規模企業共済等掛金控除の対象となります」
  3. 「個人型年金に加入するにあたっての留意点として、加入時や運用期間中に各種の手数料がかかること、年金資産の運用リスクは加入者が負うことなどが挙げられます」

正解 

×

分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:6.企業年金・個人年金等

解説

  1. ×不適切。Aさんは厚生年金の加入者で、勤務先には確定給付企業年金(DB)があります。この場合、個人型確定拠出年金(iDeCo)の掛金限度額は月額12,000円(年額144,000円)となります。途中で掛金額を変更(年1回まで)することや掛金の拠出を停止することができます。
  2. 〇適切。個人型確定拠出年金(iDeCo)のメリットは、積立時・運用時・受取時すべてに税制優遇措置が設けられていることです。積立時は掛金全額が小規模企業共済等掛金控除として所得から控除されます。
  3. 〇適切。個人型確定拠出年金(iDeCo)は、投資対象を加入者自身が決め、加入者自身の責任で運用します。各金融機関より提供されている金融商品は、元本保証ではないものが主流なので場合によっては減少することもあります。また、口座管理手数料や事務手数料などの手数料も毎月かかります。