FP2級 2020年9月 実技(金財:生保)問5

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問5

次に、Mさんは、《設例》の<資料2>の生命保険の保障内容等について説明した。Mさんが説明した次の記述①~③について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。
  1. 「提案を受けている個人年金保険に加入後、年金受取開始前にAさんが亡くなった場合、死亡保険金受取人が契約時に定められた年金受取総額を死亡保険金として受け取ることができます」
  2. 「提案を受けている個人年金保険に加入後、年金受取期間中にAさんが亡くなった場合、相続人等が既払込保険料相当額の死亡保険金を受け取ることができます」
  3. 「資産形成の方法として、提案を受けている生命保険以外にも、外貨建ての個人年金保険や終身保険等もありますので、複数の保険商品を比較したうえで加入をご検討ください。ただし、外貨建ての保険には、為替リスクなどがありますので、注意してください」

正解 

××

分野

科目:B.リスク管理
細目:3.生命保険

解説

  1. ×不適切。個人年金保険で年金受取開始前に被保険者(=年金受取人)が死亡した場合、既払済保険料を基準とした契約時に定められた金額が死亡給付金受取人に支払われます。年金受取総額を受け取れるわけではありません。
  2. ×不適切。確定年金では、年金受取期間中は被保険者の生死にかかわらず年金が受け取れます。年金受取期間中に被保険者が死亡した場合は、遺族が残存期間に対応する年金または一時金を受け取ることになります。
  3. 〇適切。外貨建ての保険商品は、日本円よりも高金利な外貨で運用することで(外貨ベースで)高い返戻率を実現することができますが、受取時に円高になっていると受取額が減る為替リスクがあります。