FP2級 2021年1月 実技(FP協会:資産設計)問32(改題)

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問32

三四郎さんは、NISAのつみたて投資枠とiDeCo(個人型確定拠出年金)についてFPの谷口さんに質問をした。谷口さんがつみたて投資枠とiDeCoの概要を説明する際に使用した下表の空欄(ア)~(エ)に入る正しい数値を語群の中から選び、その番号のみを解答欄に記入しなさい。なお、本問において、特定非課税累積投資契約に係る少額投資非課税制度をNISAといい、NISA口座内に設定される特定累積投資勘定をつみたて投資枠という。
32.png/image-size:560×262
  1. 1.24
  2. 2.27.6
  3. 3.40
  4. 4.60
  5. 5.65
  6. 6.81.6
  7. 7.120
  8. 8.600
  9. 9.1,200
  10. 10.1,800
(ア)(イ)(ウ)(エ)

正解 

(ア)(イ)(ウ)(エ)
76410

分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:6.企業年金・個人年金等

解説

〔(ア)について〕
つみたて投資枠による非課税投資枠は、年間120万円となります。なお、成長投資枠は年間240万円までで、この2つの枠は同一年中に併用することができます。
よって、正解は[7]の120万円になります。

〔(イ)について〕
iDeCoの拠出限度額は個人の属性により異なります。自営業者等の国民年金第1号被保険者は、国民年金基金の掛金または付加年金保険料と合算して年間81.6万円(月額換算で68,000円)まで拠出可能です。
1/600.png/image-size:449×300
よって、正解は[6]の81.6万円になります。

〔(ウ)について〕
iDeCoは、老後の資産形成を目的とした個人年金制度のため、原則として、60歳になるまでは資産を引き出すことはできません。
よって、正解は[4]の60歳になります。

〔(エ)について〕
2024年以降のNISA制度では非課税期間が無期限化されたことにより、生涯を通じて非課税で保有することのできる限度額(非課税保有限度額)が設定されています。非課税保有限度額は、成長投資枠とつみたて投資枠の合計で1,800万円まで、そのうち成長投資枠は1,200万円までとなっています。つみたて投資枠単体での上限は1,800万円です。
よって、正解は[10]の1,800万円になります。