FP2級 2022年1月 実技(金財:個人)問7
問7
AさんがX社から受け取った退職金に係る退職所得の金額を計算した下記の計算式の空欄①~③に入る最も適切な数値を、解答用紙に記入しなさい。なお、Aさんは、これ以外に退職手当等の収入はなく、障害者になったことが退職の直接の原因ではないものとする。また、問題の性質上、明らかにできない部分は「□□□」で示してある。<退職所得控除額>
(①)万円+□□□万円×(□□□年-20年)=(②)万円
<退職所得の金額>
(2,700万円-(②)万円)×□□□=(③)万円
①万円 |
②万円 |
③万円 |
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正解
① 800(万円) |
② 1,990(万円) |
③ 355(万円) |
分野
科目:D.タックスプランニング細目:3.各種所得の内容
解説
〔①について〕
退職所得控除額は、勤続年数によって変わり以下の計算式になっています。Aさんの勤続年数は36年8カ月なので、20年超の控除額の計算式を使います。20年超の算式は「40万円×20年=800万円」の固定額に、20年を超える各年ごと70万円が加算される式となっています。
よって、正解は800(万円)です。
〔②について〕
具体的な退職控除額の計算になります。Aさんの勤続年数は36年8カ月ですので、端数切上げにより37年で計算します。
800万円+70万円×(37年-20年)=1,990万円
よって、正解は1,990(万円)です。
〔③について〕
退職所得の金額は、(退職に係る収入金額-退職所得控除額)×1/2の算式で計算します。退職金の額は2,700万円、退職控除額は1,990万円ですので、Aさんの退職所得の金額は、
(2,700万円-1,990万円)×1/2=355万円
よって、正解は355(万円)です。
退職所得控除額は、勤続年数によって変わり以下の計算式になっています。Aさんの勤続年数は36年8カ月なので、20年超の控除額の計算式を使います。20年超の算式は「40万円×20年=800万円」の固定額に、20年を超える各年ごと70万円が加算される式となっています。
よって、正解は800(万円)です。
〔②について〕
具体的な退職控除額の計算になります。Aさんの勤続年数は36年8カ月ですので、端数切上げにより37年で計算します。
800万円+70万円×(37年-20年)=1,990万円
よって、正解は1,990(万円)です。
〔③について〕
退職所得の金額は、(退職に係る収入金額-退職所得控除額)×1/2の算式で計算します。退職金の額は2,700万円、退職控除額は1,990万円ですので、Aさんの退職所得の金額は、
(2,700万円-1,990万円)×1/2=355万円
よって、正解は355(万円)です。
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