FP2級 2022年9月 実技(金財:生保)問9

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問9

Mさんは、Aさんに対して、<資料2>の定期保険の支払保険料の経理処理について説明した。Mさんが説明した以下の文章の空欄①~③に入る最も適切な数値を、下記の〈数値群〉のなかから選び、その記号を解答用紙に記入しなさい。

 「法人を契約者(=保険料負担者)および死亡保険金受取人とし、役員または従業員を被保険者とする保険期間が3年以上の定期保険で、最高解約返戻率が50%を超えるものの支払保険料の経理処理については、最高解約返戻率が『50%超()%以下』『()%超85%以下』『85%超』である場合の3つの区分に応じて取り扱います。
 <資料2>の定期保険の最高解約返戻率は『()%超85%以下』であるため、保険期間開始日から保険期間の()割に相当する期間を経過する日までは、当期分支払保険料の()%相当額を前払保険料として資産に計上し、残額は損金の額に算入します。()割に相当する期間経過後は、当期分支払保険料の全額を損金の額に算入するとともに、資産に計上した金額については、保険期間の7.5割に相当する期間経過後から保険期間終了日までにおいて均等に取り崩し、損金の額に算入します」
  1. イ.4
  2. ロ.5
  3. ハ.6
  4. ニ.50
  5. ホ.55
  6. ヘ.60
  7. ト.65
  8. チ.70

正解 

分野

科目:B.リスク管理
細目:3.生命保険

解説

法人契約の定期保険で保険期間が3年以上のものは、最高解約返戻率を基準に資産計上割合と損金計上割合が変化します。
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〔①について〕
経理処理の区分は、最高解約返戻率50%以下、50%超70%以下、70%超85%以下、85%超の4区分になっています。
よって、正解は[チ]の70(%)になります。

〔②、③について〕
最高解約返戻率が70%超85%以下の契約は、保険期間の前半4割に相当する期間において、当期分の支払保険料の60%を資産に計上し、残りの40%は損金に算入します。
よって、②は[イ]の4(割)、③は[ヘ]の60(%)になります。