FP2級 2023年1月 実技(金財:生保)問5
問5
Mさんは、Aさんに対して、Aさんが死亡した場合の必要保障額の考え方について説明した。Mさんが説明した次の記述①~③について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。- 「妻Bさんに会社員としての給与収入があるため、配偶者が専業主婦やパート等の世帯とは必要保障額が異なります。妻Bさんが病気等で働けなくなった場合や離職した場合など、必要保障額の算出結果が変化する可能性があることに留意してください」
- 「Aさんが現時点で死亡した場合、妻Bさんは、遺族厚生年金を受給することができます。遺族厚生年金の額は、原則として、Aさんの厚生年金保険の被保険者記録を基礎として計算した老齢厚生年金の報酬比例部分の額と同額になります」
- 「教育費は長男Cさんの進路希望等により大きく変わります。特に、大学進学をする場合、国公立と私立、自宅通いと下宿などの違いにより、学費等に大きな差異が生じます。教育費の概算額は、文部科学省等の統計データや各生命保険会社の資料等で確認することができます」
① | ② | ③ |
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正解
① | ② | ③ |
〇 | × | 〇 |
分野
科目:B.リスク管理細目:3.生命保険
解説
- 〇適切。妻Bさんがこれからも働き続ける前提で算定した必要保障額ですから、病気やケガにより働けなくなった場合や離職して収入が減少することなった場合には、必要保障額が変化します。働けなくなった時の収入減少を補うために就業不能保険などへの加入も検討に値します。
- ×不適切。遺族厚生年金の年金額は、死亡したAさんの老齢厚生年金の報酬比例部分の4分の3の額となります。
- 〇適切。教育費は、子の進学の見通しによって大きく変化します。私立×自宅外通学と、国公立×自宅通学では在学中の費用が何百万円も違ってくるため、それを踏まえて計画をしていくことが重要です。
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