FP2級 2023年9月 実技(金財:個人)問7
問7
AさんがX社から受け取った退職金に係る退職所得の金額を計算した下記の計算式の空欄①~④に入る最も適切な数値を、解答用紙に記入しなさい。なお、Aさんは、これ以外に退職手当等の収入はないものとする。また、問題の性質上、明らかにできない部分は「□□□」で示してある。<退職所得控除額>
800万円+(①)万円×{(②)年-20年}=(③)万円
<退職所得の金額>
(2,450万円-(③)万円)×□□□=(④)万円
①万円 |
②年 |
③万円 |
④万円 |
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正解
① 70(万円) |
② 37(年) |
③ 1,990(万円) |
④ 230(万円) |
分野
科目:D.タックスプランニング細目:3.各種所得の内容
解説
退職所得の金額は、(退職に係る収入金額-退職所得控除額)×1/2の算式で計算します。退職所得控除額は、勤続年数によって変わり下表のようになっています。〔①について〕
Aさんの勤続年数は36年5カ月ですので20年超の控除額の計算式を使います。
800万円+70万円×(勤続年数-20年)
よって、正解は70(万円)になります。
〔②について〕
Aさんの勤続年数は36年5カ月ですので、1年未満の端数切上げにより37年で計算します。
よって、正解は37(年)になります。
〔③について〕
①②の答えを当てはめて、具体的な退職所得控除額を計算します。
800万円+70万円×(37年-20年)
=800万円+1,190万円=1,990万円
よって、正解は1,990(万円)になります。
〔④について〕
退職金の額は2,450万円、退職控除額は1,990万円ですので、Aさんの退職所得の金額は、
(2,450万円-1,990万円)×1/2=230万円
よって、正解は230(万円)になります。
Aさんの勤続年数は36年5カ月ですので20年超の控除額の計算式を使います。
800万円+70万円×(勤続年数-20年)
よって、正解は70(万円)になります。
〔②について〕
Aさんの勤続年数は36年5カ月ですので、1年未満の端数切上げにより37年で計算します。
よって、正解は37(年)になります。
〔③について〕
①②の答えを当てはめて、具体的な退職所得控除額を計算します。
800万円+70万円×(37年-20年)
=800万円+1,190万円=1,990万円
よって、正解は1,990(万円)になります。
〔④について〕
退職金の額は2,450万円、退職控除額は1,990万円ですので、Aさんの退職所得の金額は、
(2,450万円-1,990万円)×1/2=230万円
よって、正解は230(万円)になります。
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