FP2級 2023年9月 実技(金財:生保)問5
問5
Mさんは、Aさんに対して、Aさんが提案を受けている生命保険の保障内容等について説明した。Mさんが説明した次の記述①~③について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。- 「妻Bさんが収入保障特約から受け取る年金受取総額は、Aさんが40歳(年金支払期間満了となる65歳まで25年0カ月)で死亡した場合は、1,500万円となり、Aさんが62歳(年金支払期間満了となる65歳まで3年0カ月)で死亡した場合は、300万円となります」
- 「Aさんが死亡した場合、妻Bさんが収入保障特約から毎年受け取る年金は、所得税額の計算上、非課税となりますので、その全額を遺族の生活費や教育資金に活用することができます」
- 「先進医療特約では、契約日時点で先進医療と定められていれば給付の対象となります。一部の先進医療については費用が高額となるケースもありますので、先進医療特約の付加をご検討ください」
① | ② | ③ |
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正解
① | ② | ③ |
〇 | × | × |
分野
科目:B.リスク管理細目:3.生命保険
解説
- 〇適切。設例を見ると、収入保障特約では年額60万円が65歳まで支払われることになっています。また(注2)には、最低支払保証期間は5年とあります。したがって、40歳に死亡した場合には65歳までの「25年間×60万円=1,500万円」、62歳に死亡した場合には最低保証により「60万円×5年=300万円」が受取総額となります。
- ×不適切。2年目以降に受け取る年金の一部は雑所得として課税されます。収入保障特約から1年目に受け取る年金は非課税、2年目以降に受け取る年金は相続税で課税されなかった部分のみが雑所得として課税対象となります。
- ×不適切。契約時点ではありません。先進医療特約は療養を受けた時点において厚生労働大臣に承認されている先進医療が給付の対象になります。
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