FP2級 2024年1月 実技(FP協会:資産設計)問31

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問31

耕治さんは、生命保険の解約返戻金について、FPの吉田さんに質問をした。吉田さんが、生命保険の解約返戻金相当額について説明する際に使用した下記のイメージ図のうち、耕治さんが契約している定期保険Aの解約返戻金相当額の推移に係る図として、最も適切なものはどれか。
  1. 31_1.png/image-size:274×161
  2. 31_2.png/image-size:263×184
  3. 31_3.png/image-size:252×180
  4. 31_4.png/image-size:256×183

正解 2

分野

科目:B.リスク管理
細目:3.生命保険

解説

  1. 不適切。この図は確定年金を示した図です。確定年金は、被保険者の生死にかかわらず一定期間の年金を受け取れるタイプの個人年金保険です。保険料払込期間中に被保険者が死亡した場合は、払込済保険料に応じた死亡給付金を受け取ることができます。
  2. [適切]。この図は定期保険を示した図です。定期保険は満期のある保険で、保険期間中に死亡した場合に死亡保険金が支払われます。少額の解約返戻金もありますが期間満了時にはゼロになります。
  3. 不適切。この図は養老保険を示した図です。養老保険は満期のある保険で、保険期間中に死亡した場合は死亡保険金が、満期まで生存した場合は死亡した場合と同額の満期保険金が支払われます。解約返戻金相当額も保険料の払込期間の経過に伴い増加していきます。
  4. 不適切。この図は終身保険を示した図です。図の右側の" 〉"の形状が保険期間は終身であることを示しています。また、解約まで解約返戻金が上昇していくのが終身保険の特徴です。なお、払込満了の前後で解約返戻金なだらかに推移しているので低解約返戻金型ではないことがわかります。
したがって適切な記述は[2]です。