FP2級 2024年9月 実技(金財:個人)問6
問6
Mさんは、Aさんに対して、Y投資信託を購入する際の留意点等について説明した。Mさんが説明した次の記述①~③について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。- 「運用管理費用(信託報酬)は、投資信託の保有期間中、信託財産から日々差し引かれる費用です。一般に、Y投資信託のようなインデックス型の投資信託は、アクティブ型の投資信託よりも運用管理費用(信託報酬)が低い傾向があります」
- 「NISAのつみたて投資枠の対象商品のなかには、Y投資信託のようなインデックス型の投資信託だけでなく、アクティブ型の投資信託もあります」
- 「NISAの非課税保有限度額は、1,800万円です。そのうち成長投資枠は1,200万円、つみたて投資枠は600万円とされているため、つみたて投資枠のみで600万円を超える金額の投資信託を購入し、保有することはできません」
① | ② | ③ |
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正解
① | ② | ③ |
〇 | 〇 | × |
分野
科目:C.金融資産運用細目:4.債券投資
解説
- 〇適切。インデックス型とアクティブ型を比べたとき、運用管理費用(信託報酬)が低い傾向にあるのはインデックス型です。アクティブ型は、ベンチマークを上回る運用収益率を得ることを目指すので、投資対象の調査や分析、積極的な売買などのコストが余計に掛かるためです。
- 〇適切。アクティブ型も投資対象に含まれます。つみたて投資枠の対象商品は、❶購入時と売却時の手数料がゼロ、❷信託報酬が安い、❸分配金の支払い頻度が1月以下ではない、などの長期積立投資に適した一定の水準を満たす公募株式投資信託(インデックス型・アクティブ型)とETF(上場株式投資信託)です。
- ×不適切。2024年以降のNISAでは一生涯の投資枠が定められています。非課税保有限度額(生涯総枠)は、つみたて投資枠は1,800万円まで、成長投資枠は1,200万円まで、かつ両者を合計して1,800万円までとなっています。つみたて投資枠の限度額は600万円ではありません。
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