FP2級 2024年9月 実技(金財:生保)問4
問4
Mさんは、Aさんに対して、生命保険の見直しについて説明した。Mさんが説明した次の記述①~③について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。- 「Aさんが65歳になると、公的介護保険の第1号被保険者となります。第1号被保険者は、要介護状態または要支援状態となった原因が特定疾病によって生じたものでなければ、公的介護保険の保険給付は受けられませんので、民間の介護保険で備えておくことが重要です」
- 「現在加入している生命保険の死亡保険金額を減額し、提案を受けた生命保険に加入することも検討事項の1つです。現時点でのAさんの必要保障額を算出し、適正な死亡保険金額を把握することから保障内容の見直しを始めることをお勧めします」
- 「現在加入している生命保険を契約転換して、転換後契約にY生命保険が取り扱っている介護保障を目的とした特約を付加する方法も考えられます。転換後契約の保険料は、転換前契約の加入時の年齢により算出されるため、新規に加入する場合と比較して、保険料負担を抑えることができます」
① | ② | ③ |
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正解
① | ② | ③ |
× | 〇 | × |
分野
科目:B.リスク管理細目:3.生命保険
解説
- ×不適切。第1号被保険者は、原因にかかわらず保険給付を受けることができます。要介護・要支援状態になった原因を問われるのは第2号被保険者だけです。
- 〇適切。子が独立した後も、子育て中の死亡保険金額そのままになっているケースがあります。死亡保険金額が必要保障額よりも多い場合、超過する部分を解約または減額し、保険料が低くなった分で医療介護保険の加入を検討することは有効なアイデアです。
- ×不適切。転換前契約の加入時の年齢ではありません。契約転換制度は、現在加入している生命保険の積立部分や積立配当金を転換(下取り)価格として、新しい契約の一部に充てる方法です。転換する際にはその時点の年齢で保険料率が計算されるので保険料は上がります。
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