FP2級 2025年1月 実技(金財:個人)問5

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問5

Mさんは、Aさんに対して、NISAについて説明した。Mさんが説明した次の記述①~③について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。
  1. 「NISA口座のうち、『成長投資枠』の年間投資枠は240万円であり、上場株式等の買付代金だけでなく、当該買付に係る手数料等が含まれます」
  2. 「『成長投資枠』や『つみたて投資枠』の年間投資枠のうち、ある年に未使用となった分を翌年の年間投資枠に繰り越して使用することはできません」
  3. 「NISA口座で保有する上場株式の配当金を非課税とするためには、配当金の受取方法として個別銘柄指定方式を選択する必要があります」

正解 

××

分野

科目:C.金融資産運用
細目:10.金融商品と税金

解説

  1. ×不適切。NISA口座での投資限度額は、つみたて投資枠は年120万円、成長投資枠は年240万円までです。この金額は約定金額ベースであり、買付に係る手数料等は含みません。
  2. 〇適切。成長投資枠やつみたて投資枠の年間投資枠では、その年の非課税枠の未使用分については、翌年以降に繰り越すことはできません。
  3. ×不適切。個別銘柄指定方式ではありません。NISAで配当金や分配金を非課税にするためには、配当金の受取方法として「株式数比例配分方式」を選択する必要があります。株式数比例配分方式は、上場株式の配当金やETF、REITの分配金を証券口座で受け取る方法です。