FP2級 2025年1月 実技(金財:生保)問12
問12
Aさんの2025年分の所得税の算出税額を計算した下記の表の空欄①~③に入る最も適切な数値を求めなさい。なお、問題の性質上、明らかにできない部分は「□□□」で示してある。

①円 |
②円 |
③円 |
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正解
① 4,800,000(円) |
② 680,000(円) |
③ 45,000(円) |
分野
科目:D.タックスプランニング細目:2.所得税の仕組み
解説
〔①について〕
Aさんは1年間に不動産所得、上場株式の譲渡損失、生命保険の解約返戻金を受けています。
【事業所得】
450万円
【解約返戻金 … 一時所得】
一時所得は次の計算式で求めます。
解約返戻金額が収入金額、正味払込保険料が支出金額に相当するので、
(610万円+500万円)-50万円=60万円
60万円×1/2=30万円
【死亡保険金】
妻Bさんが契約者・被保険者なので、Aさんが受け取った死亡保険金は相続税の対象になります。したがってここでは無関係です。
総所得金額は、2つの所得を合計した「450万円+30万円=480万円」です。
よって、正解は4,800,000(円)となります。
〔②について〕
基礎控除の額は、納税者の合計所得金額に応じて異なります。Aさんのように所得336万円超489万円以下の人の場合、控除額は68万円です。
よって、正解は680,000(円)となります。
〔③について〕
所得税額は「課税総所得金額×税率」の算式で求めます。課税総所得金額(a-b)は「480万円-390万=90万円」なので、速算表の「195万円以下」の区分の式を使って計算します。
900,000円×5%=45,000円
よって、正解は45,000(円)になります。
Aさんは1年間に不動産所得、上場株式の譲渡損失、生命保険の解約返戻金を受けています。
【事業所得】
450万円
【解約返戻金 … 一時所得】
一時所得は次の計算式で求めます。

(610万円+500万円)-50万円=60万円
60万円×1/2=30万円
【死亡保険金】
妻Bさんが契約者・被保険者なので、Aさんが受け取った死亡保険金は相続税の対象になります。したがってここでは無関係です。
総所得金額は、2つの所得を合計した「450万円+30万円=480万円」です。
よって、正解は4,800,000(円)となります。
〔②について〕
基礎控除の額は、納税者の合計所得金額に応じて異なります。Aさんのように所得336万円超489万円以下の人の場合、控除額は68万円です。
よって、正解は680,000(円)となります。

所得税額は「課税総所得金額×税率」の算式で求めます。課税総所得金額(a-b)は「480万円-390万=90万円」なので、速算表の「195万円以下」の区分の式を使って計算します。
900,000円×5%=45,000円
よって、正解は45,000(円)になります。
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