年金額について

ゆたきちさん
(No.1)
老齢基礎年金(他の基礎年金も)の年金額ですが、2021年度は780900円でしたが、2022年度は777800円に変わりました。5月の試験ではどちらの数字で出題されるかわかれば教えていただきたいです。よろしくお願いします。
2022.05.04 23:47
マルさん
(No.2)
5月試験は780900円の金額で間違いありません。
年金制度の改正は(金額含めて)4月1日からですので、780900円で覚えていて間違いありません。

次の9月試験からは777800円で出題されますし、実は年金制度は他にも4がつからかなり変わりました。

①繰上げの減額率が0.5%→0.4%に緩和
②65歳前の在職老齢年金の支給停止基準28万→47万に、65歳以降は変わらず47万です
③繰下げが75歳までできるようになった。増額率は変わらず0.7%で75まで繰り下げると最大84%増額
④在職時改定の導入→65歳以降に限った話ですが、今まで65歳以降ずっと厚生年金に加入して働いていると、退職するか70歳で厚生年金資格を喪失するかしないと老齢厚生年金は年金額変わりませんでした。これが在職してても(正確には9月1日に在職していれば)、その前月の8月分までの記録で計算し直ししてくれるようになります。つまりずっと65歳以降も在職してたら毎年前年の9月〜その年の8月分の記録を加えて年金額が変わる制度です。つまり65歳以降ずっと前働いていれば毎年10月から老齢厚生年金が変わります。
⑤配偶者加給年金停止見直し→これは今まで20年以上の厚生年金加入の人に65歳未満の配偶者がいれば加給年金ついてましたよね。実はこの加給年金、その相手の配偶者も20年以上の厚生年金受けていれば、加給年金だけ支給停止されていました。まあ一人前の年金を配偶者ももらっているんだから扶養手当みたいな加給年金つけなくて良いんじゃないのが理由なんですが。ところがこの加給年金支給停止制度一つ欠陥がありまして、相手の配偶者が1円でも20年以上の年金受けていたら支給停止なんですが、相手の配偶者の年金が全額停止だと加給年金その間だけ復活してつけていたんです。これを改正で相手が20年以上の年金を受ける権利があれば全額停止だろうがなんだろうが、加給年金つけない事にしました。理由は年金が一部停止と全額停止の世帯で収入が逆転するのをふせぐためです。
⑥iDeCoの個人型の加入が60歳までだったのが65歳に、企業型の方は最大70歳まで加入可能(但し企業型は企業によって加入できる年齢が違います)
これは5月からの変更ですね
⑦iDeCo絡みでもう一つ→今までiDeCoの加入が10年以上あれば60歳から老齢給付金を受けられました。ただし70歳までに請求しないといけませんでした。その上限年齢が75歳までに引き上げられています。これは4月から変更です。

どうです?年金制度改正だけで、こんなにあります。
頑張って5月試験で受かりましょうね。
2022.05.05 01:05
マルさん
(No.3)
後、これはまだ審議段階ですので決定ではありませんが、遺族厚生年金の男女間格差を解消するように厚生労働省は動いています。
今まで遺族厚生年金は、夫は55歳以上でしかも60歳までは受けられなかったのに対し、妻は年齢制限ありませんでした。
この格差が近い将来、確実に解消される方向です。

長々と申し訳ありませんでした。
2022.05.05 01:18
ゆたきちさん
(No.4)
マル様
ご丁寧にありがとうございます!
勉強不足で、年金額だけでなく、他にもこんなに沢山の制度が変わっていたとは知りませんでした。確かに遺族年金を勉強していても男女平等じゃないな…と思っていた部分があったので、段々と誰に対しても平等な制度に変わっていくのですね。しっかりと変更点をチェックできるよう努めます。
5月の試験がんばります!
2022.05.05 14:45

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