2020年1月【FP協会実技】問21(ア)

こみさん
(No.1)
みなさま学習お疲れ様です。
勉強しているテキストと照らし合わせて混乱しておりますので質問させてください。

2020年1月【FP協会実技】問21(ア)の直系尊属から住宅取得資金の贈与を受けた場合の非課税制度についてなのですが、解説に

〔(ア)について〕
本特例の適用を受けるための要件の一つに、取得する住宅の床面積が40㎡(合計所得金額1,000万円超の受贈者は50㎡)以上240㎡以下、床面積の2分の1以上が自己の居住用であることがあります。
よって、正解は[1]の40㎡になります。

上記のようにあるのですが、
【受贈者の贈与を受けた年の合計所得金額が2000万円以下の人が
床面積が40㎡以上240㎡以下であること。
※ただし40㎡以上50㎡未満の場合は合計所得金額が1000万円以下の受贈者に限る】
【】の認識だったので、解説に混乱致しております。
私が購入したテキストが誤りなのでしょうか?どなたかご教授くださいませ。
2022.08.16 12:55
マルさん
(No.2)
解説もお使いのテキストも同じことを表していますよ。
ただ、しいて挙げるなら、解説の方に、大枠の所得2000万以下での記載が無いことですかね。この問題の解説では必要ないので省いちゃったんでしょうかね。

結局表していることはこうです。
床面積の下限を40㎡にできるのは、所得1000万以下だからね。1000万超えの人は下限は50㎡だからね。

もっとざっくり言うと
所得が1000万超えるような人は、そんな小さい家やマンション(50㎡未満)なら資金援助受けなくても自分で頑張れば買えるでしょ。だからあなたたちは50㎡以上ね。
こんな感じですよ。
2022.08.16 20:03
こみさん
(No.3)
マルさん
わかりやすいご教授ありがとうございます。
納得いたしました!
2022.08.16 20:43
マルさん
(No.4)
この50㎡と40㎡の違いですが、実は歴史があるんですよ。

あまり意識した事はないかもしれませんが、50㎡と40㎡のマンションって広さの違いがわかりますか?

40㎡のマンション→だいたい1LDKくらいの間取りです。1人で住むには充分な広さですが、2人だと狭く感じます。まあ物をたくさん置かなければ住めるくらい、基本は一人暮らしがちょっとゆったり住むのに適した広さです
50㎡のマンション→2LDKくらいです。1人で住むには広すぎます。逆に2人くらいがちょうど良い広さです。ファミリータイプのマンションですね。

この制度、最初は下限は50㎡からスタートしているんです。
それは、この制度って家を買いやすくするために始まったからです。例えば結婚を機に、子供が生まれたのを機に家を買うときに祖父母世代や親世代が資金援助する。その資金援助を非課税にして、家を買いやすくするために、一人で住むのではなくファミリータイプを買ってくれるだろうと意識して50㎡でスタートしたんです。

しかし、世の中の購買層の動きは期待した通りではなかったんです。ファミリータイプはあまり売れず、50㎡未満が人気だったんです。
なぜか?それは昔ほど家に家財を入れたりしない人が増えたんです。物をあまり置かずにコンパクトに生活すれば2人でも充分生活できる50㎡未満が好まれたんです。また、単身赴任などで1人で住むためにマンションを買う人も増えたのも原因です。1人で住むには50㎡以上は広すぎます。
ファミリータイプを売り出そうと思っていた不動産業界は、財務省に働きかけました。
「すいません。50㎡未満が人気なんで、下限を落としてもらえませんか?」と。
それを受けた財務省は「わかりました。40㎡の下限を特別に認めます。ただし所得は1000万以下の人だけですよ」と。

こんな感じで40㎡は後付けなんです。
2022.08.16 20:50
こみさん
(No.5)
マルさん

とってもわかりやすいです、そしてこれを読んだのでテストで出てきても間違えないです
。10㎡で結構広さ変わるのですね!普通に暮らしているだけでは考えないことだったので、とても勉強になりました。そしてどうにか家を買ってもらったり、なんとか少子化をくい止めたいという背景が伺えました。
お忙しい中詳しい解説ありがとうございました!
2022.08.16 21:13

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