ライフプランニングの考え方・手法 (全21問中19問目)

No.19

収入が公的年金だけであるAさん夫婦(共に65歳)の下記の<表>キャッシュフロー表(抜粋)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、問題の性質上、明らかにできない部分は「□□□」で示してある。また、選択肢間で相互の関連性はないものとする。
01.gif/image-size:494×253
出典:2013年9月試験 問1
  1. 可処分所得は年間収入から税・社会保険料を控除した額であり、Aさん夫婦の毎年の可処分所得は、290万円である。
  2. 仮に、平成26年以降の毎年の物価上昇率を2%とする場合、平成30年の基本生活費は、「240万円+(240万円×2%)×5年」で計算される。
  3. 年間収支は、毎年50万円の赤字が続くと試算されているが、Aさん夫婦の収入を増やすことや、基本生活費、その他支出の支出額を減らすことにより改善することができる。
  4. 仮に、平成27年に自宅のリフォーム費用として、貯蓄を取り崩して200万円を支出した場合、平成30年末に貯蓄残高がゼロになる。

正解 2

解説

  1. 適切。可処分所得の金額は、一般に、年収から税金(所得税・住民税)と社会保険料を控除して求めます。

     可処分所得=年収-(税+社会保険料)

    Aさん夫婦の収入は毎年320万円、税・社会保険料は30万円と一定なので、

     可処分所得=320-30=290(万円)

    よって記述は適切です。
  2. [不適切]。物価上昇率2%ということは、毎年2%物価が上昇するということであり、複利で増加していくため5年後の基本生活費は、

     240万円×(1+0.02)5

    で計算します。
  3. 適切。年間収支を改善するには、収入を増やすか、支出を減らすかの2択です。新たに働きに出て労働収入を得たり、基本生活費を削減したりするなどの方法が考えられます。
  4. 適切。年間収支が変わらないとすると平成26年から平成30年までの貯蓄残高は下表のように推移していきます。記述の通り、試算では平成30年末の貯蓄残高は0円になります。
したがって不適切な記述は[2]です。