リスク管理と保険 (全30問中1問目)

No.1

損害保険を活用した事業活動のリスク管理に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、特約については考慮しないものとする。
出典:2019年1月試験 問20
  1. 製造業を営む事業者が、工場の機械が火災により滅失するリスクに備えて、機械保険を契約した。
  2. 飲食店を営む事業者が、食中毒による休業により売上が減少するリスクに備えて、生産物賠償責任保険(PL保険)を契約した。
  3. 設備工事業を営む事業者が、役員・従業員の業務中のケガによるリスクに備えて、普通傷害保険を契約した。
  4. 建設業を営む事業者が、注文住宅の新築工事中に誤って隣家の財物を壊してしまうリスクに備えて、施設所有(管理)者賠償責任保険を契約した。

正解 3

解説

  1. 不適切。機械保険は、物理的原因による破裂・爆発等の偶然な事故によって機械設備が被る損害を補償する保険ですが、火災による損害は対象外です。
  2. 不適切。生産物賠償責任保険(PL保険)は、欠陥によって生じた事故による法律上の損害賠償責任を補償する保険ですが、食中毒による休業の売り上げが減少するリスクは対象外です。休業による売上減少をカバーするには店舗休業保険が適しています。
  3. [適切]。普通傷害保険は、国内外・業務中・業務外を問わず、日常生活における傷害を補償するので、業務中のケガによるリスクに備えるのにも適しています。よって記述は適切です。
  4. 不適切。施設所有(管理)者賠償責任保険は、施設における業務の遂行中に生じた偶然の事故により、施設の所有者・管理者が負担する損害賠償を補償する保険なので、工事中に他人や他人の物に与えた損害については対象外です。 請負業務・工事の遂行に起因する対人・対物事故による賠償責任をカバーするには、請負業者賠償責任保険が適しています。
したがって適切な記述は[3]です。