FP2級過去問題 2013年5月学科試験 問13

問13

総合福祉団体定期保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  1. 被保険者である役員・従業員が死亡した場合、死亡原因が業務上であるか業務外であるかを問わず、死亡保険金が支払われる。
  2. 役員・従業員の死亡退職だけでなく、定年退職した場合の退職金の準備としても活用できる。
  3. 契約の締結に際しては、保険約款に基づく告知および被保険者になることへの加入予定者の同意が必要である。
  4. 総合福祉団体定期保険は、1年更新の定期保険である。

正解 2

問題難易度
肢116.9%
肢261.6%
肢310.5%
肢411.0%

解説

  1. 適切。総合福祉団体定期保険とは、役員・従業員を被保険者とする1年更新の掛捨て型の定期保険で、企業が保険料の全額を負担します。総合福祉団体定期保険では、死亡原因を問わず死亡保険金が支払われます。
  2. [不適切]。総合福祉団体定期保険は掛捨て型保険なので、貯蓄性はありません。
    総合福祉団体定期保険は、従業員の死亡退職だけでなく、定年退職した場合の退職金等の準備としても活用できる。2017.1-13-1
  3. 適切。契約に際して被保険者となることへの同意が必要です。また、医師の診査は不要ですが告知は必要となります。
    契約の締結には、被保険者になることについての加入予定者の同意が必要である。2023.9-14-1
    契約の締結に際しては、被保険者になることについての加入予定者の同意および保険約款に基づく告知が必要である。2019.1-13-2
    総合福祉団体定期保険契約の締結に際しては、被保険者になることについての加入予定者の同意および保険約款に基づく告知が必要である。2018.9-12-1
    契約の締結に際しては、保険約款に基づく告知および被保険者になることについて加入予定者の同意が必要となる。2015.9-13-2
  4. 適切。総合福祉団体定期保険は、1年更新の掛捨て型の定期保険です。
したがって不適切な記述は[2]です。