FP2級過去問題 2013年9月学科試験 問26(改題)

問26

代表的な株価指標に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  1. 日経平均株価の算出の対象銘柄には、東京証券取引所グロース市場に上場している銘柄も含まれている。
  2. 日経平均株価は、毎年定期的に構成銘柄の見直しを実施することになっている。
  3. 東証株価指数(TOPIX)は、東京証券取引所のプライム市場、スタンダード市場に上場している内国普通株式の対象銘柄を対象として算出されている。
  4. 東証株価指数(TOPIX)は、時価総額の大きい銘柄の値動きの影響を受けやすい特徴がある。

正解 1

問題難易度
肢164.9%
肢28.6%
肢315.2%
肢411.3%

解説

  1. [不適切]。日経平均株価(日経225)は、東京証券取引所プライム市場に上場している株式のうち「225銘柄」の株価合計を銘柄数で割って算出される修正平均型の株価指数です。スタンダード市場やグロース市場の銘柄は含まれません。
    日経平均株価は、東京証券取引所プライム市場に上場している内国普通株式全銘柄を対象として算出される。2021.5-25-1
    東証グロース市場指数は、東京証券取引所グロース市場に上場している内国普通株式全銘柄を対象として算出した指数である。2021.1-25-1
    東証グロース市場指数は、東京証券取引所グロース市場に上場している内国普通株式全銘柄を対象として算出した指数である。2019.5-24-2
    日経平均株価は、東京証券取引所プライム市場に上場している内国普通株式全銘柄を対象として算出される。2018.5-24-2
    東証マザーズ指数は、東京証券取引所のグロース市場に上場している内国普通株式全銘柄を対象として算出される。2018.5-24-3
  2. 適切。日経平均株価を構成する225銘柄は、指標性を維持するために毎年1回(10月)の定期見直しや、不定期の臨時見直しで入れ替えが行われています。
  3. 適切。東証株価指数(TOPIX)の集計対象は、東京証券取引所のプライム市場、スタンダード市場に上場している内国普通株式の対象銘柄(旧・市場第一部の全銘柄)です。
    東証株価指数(TOPIX)は、プライム市場、スタンダード市場およびグロース市場の全銘柄を対象として算出されている。2023.9-24-4
    東証株価指数(TOPIX)は、東京証券取引所プライム市場に上場している代表的な225銘柄を対象として算出した指数である。2019.5-24-1
    東証株価指数(TOPIX)は、東京証券取引所プライム市場とスタンダード市場に上場している内国普通株式全銘柄を対象として算出される。2018.5-24-1
    東証株価指数(TOPIX)は、東京証券取引所プライム市場およびスタンダード市場に上場している全銘柄を対象として算出される。2015.5-25-3
  4. 適切。東証株価指数(TOPIX)は、時価総額加重型の株式指標なので、株価水準の高い銘柄(値がさ株)よりも時価総額の大きい銘柄(大型株)の値動きに左右されやすい特徴があります。
    東証株価指数(TOPIX)は、時価総額の大きい銘柄(大型株)の値動きよりも株価水準の高い銘柄(値がさ株)の値動きによる影響を受けやすい。2015.5-25-4
したがって不適切な記述は[1]です。