FP2級過去問題 2015年5月学科試験 問25(改題)

問25

株式市場の代表的な指標に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
  1. 日経平均株価は、東京証券取引所プライム市場に上場している全銘柄を対象として算出される。
  2. 日経平均株価は、連続性を失わせないように株価の権利落ちなどを修正した平均株価である。
  3. 東証株価指数(TOPIX)は、東京証券取引所プライム市場およびスタンダード市場に上場している全銘柄を対象として算出される。
  4. 東証株価指数(TOPIX)は、時価総額の大きい銘柄(大型株)の値動きよりも株価水準の高い銘柄(値がさ株)の値動きによる影響を受けやすい。

正解 2

問題難易度
肢19.0%
肢240.5%
肢318.5%
肢432.0%

解説

  1. 不適切。日経平均株価は、東京証券取引所プライム市場に上場している内国普通株式のうち、代表的な225銘柄を対象としています。全銘柄ではありません。
    日経平均株価は、プライム市場に上場している銘柄のうち、時価総額上位225銘柄を対象として算出されている。2024.9-24-4
    日経平均株価は、プライム市場に上場している銘柄のうち、時価総額上位225銘柄を対象として算出される株価指標である。2023.5-24-2
    日経平均株価は、東京証券取引所プライム市場に上場している内国普通株式全銘柄を対象として算出される。2021.5-25-1
    S&P500種株価指数は、ロンドン証券取引所に上場している代表的な銘柄のうち、時価総額上位500銘柄を対象として算出される。2021.5-25-4
    日経平均株価は、東京証券取引所プライム市場に上場している内国普通株式全銘柄を対象として算出される。2018.5-24-2
  2. [適切]。日経平均株価は、定期的に構成銘柄の見直しは行いますが、入れ替わりや権利落ちがあっても連続性を失わないように工夫された修正平均型の株価指標です。
  3. 不適切。東証株価指数(TOPIX)の集計対象は、東京証券取引所のプライム市場、スタンダード市場に上場している内国普通株式の対象銘柄(旧・市場第一部の全銘柄)です。東証の市場区分の改編により構成銘柄と市場区分は切り離されたので、ある市場の全銘柄ということはなくなりました。
    東証株価指数(TOPIX)は、プライム市場、スタンダード市場およびグロース市場に上場している全銘柄を対象として算出されている。2024.9-24-3
    東証株価指数(TOPIX)は、プライム市場、スタンダード市場およびグロース市場の全銘柄を対象として算出されている。2023.9-24-4
    東証株価指数(TOPIX)は、東京証券取引所プライム市場に上場している代表的な225銘柄を対象として算出した指数である。2019.5-24-1
    東証株価指数(TOPIX)は、東京証券取引所プライム市場とスタンダード市場に上場している内国普通株式全銘柄を対象として算出される。2018.5-24-1
    東証株価指数(TOPIX)は、東京証券取引所のプライム市場、スタンダード市場に上場している内国普通株式の対象銘柄を対象として算出されている。2013.9-26-3
  4. 不適切。東証株価指数(TOPIX)は、時価総額加重型の株式指標なので、株価水準の高い銘柄(値がさ株)よりも時価総額の大きい銘柄(大型株)の値動きに左右されやすい特徴があります。
    東証株価指数(TOPIX)は、時価総額の大きい銘柄の値動きの影響を受けやすい特徴がある。2013.9-26-4
したがって適切な記述は[2]です。